イメージセンサーは1型で2010万画素。像面位相差センサーは搭載しておらず、AFはコントラスト検出AFで行うが、パナソニックは「空間認識AF」の搭載でかなり高速で気持ちいい。しかも被写体にフォーカスを合わせ続けるAF-Cモードでも秒7コマでAF追従連写ができるというので試してみた。
こちらへ歩いてくる猫もOK。歩いてくるくらいならきっちり合わせてくれる。
望遠性能に強いカメラとなるとどうしても動体を撮影したくなるわけだが、馬や猫でこれだけ撮れれば悪くない。フォーカスモードの切替は背面にあるフォーカスモードレバーで瞬時に変えられるのがうれしい。
フォーカスエリアはオート、顔検出からピンポイントAFまでそろっており、タッチパッドAFをオンにすればファインダーを覗いた状態で、背面モニターをタッチパッドとして使える。瞬時にフォーカスエリアを動かしたいときにすこぶる便利。モニターに鼻が当たって思わぬ所にAFポイントが移動するケースが見られる以外は素晴らしい機能である。
ISO感度はISO125からISO12800。拡張感度で下はISO80、上はISO25600まで伸ばせる。
シャッタースピードは1/4000秒までだが、電子シャッターモードも持っており、そちらを使うと1/16000秒までイケるのはうれしいところだ。
DMC-FZH1ならではの撮影機能として「オートNDフィルター」は触れておきたい。
可変式のNDフィルター。センサーに入る光量を落とすためのフィルターで、まあサングラスみたいなものと思っていい。NDフィルターを内蔵するコンデジは数多くあるがここまで凝ったのはDMC-FZH1がはじめてだ。
可変NDフィルターは本格的な動画撮影のために搭載した機能だが、もちろん静止画でも使える。1/4は光量を1/4に落とす、1/64は光量を1/64に落とす機能。オフと1/64で撮り比べるとこうなる。ISO125、絞りはF8に固定してNDフィルターオンオフを比べて見た。シャッタースピード1/20秒を4秒にまで落とせる。
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