と、基本性能はレンズ一体型カメラではトップクラスで、広角から望遠まで、静物から動体まで幅広く使える汎用性が素晴らしいDMC-FZH1である。
使い勝手も、ボディが大きい分グリップがしっかりしており、重量バランスもいい。ファインダーを覗いたときの安定感があるし、レスポンスもいいので「レンズ固定型ミラーレス一眼」(日本語としてヘンだが……)を使ってる気分。
ファインダーは35mm判換算で約0.74倍と前モデルのDMC-FZ1000よりちょっと大きく、有機ELパネル採用で、たぶん、同時に発表されたミラーレス一眼、DMC-G8と同じものだ。
背面モニターは3型で約104万ピクセル。DMC-FZ1000やDMC-G8と同じくバリアングル方式だ。
ユーザーインタフェースはDMC-G8と共通化している。前ダイヤルの位置が違う(DMC-FZH1はズームレバーを必要とするため)ことと、後ろダイヤルの中心に切替ボタンがないことくらいだ。操作性が統一されているのはいい。
電源も入れやすいし、グリップした状態で右手親指で電源や後ろダイヤル、フォーカスモード、右手人差し指でシャッター・ズーム・前ダイヤルと操作できる。
太くてしっかりした鏡胴には2つのリング(フォーカスとズーム)、NDフィルタースイッチと3つのFnキーが用意されている。
このFnキーや背面モニター上にあるFnキーを合わせると全部で12個。これを全部カスタマイズできるので、覚えるのは大変である。
Fn1と2キーは動画時に使う機能に割り当てられているが、動画はシンプルなものしか撮らないのなら、他に割り当ててやるとよい。
撮影機能は他のLUMIXと同様、基本的な撮影モードに凝ったシーンガイドとクリエイティブコントロール、さらに4K動画を利用した4Kフォト、フォーカスセレクトモードを搭載している。
基本のiAでは人物・風景・料理・夜景などさまざまなシーンを自動認識してくれる。ガスタンクの写真はiAで風景と認識されたのでより彩度が濃いクッキリした写真となった。
料理を検出すると料理モードになる。
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