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これは“史上最強のコンデジ”!? パナソニック「DMC-FZH1」のゴツい感じがたまらない(4/5 ページ)

» 2016年11月28日 13時34分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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 顔を検出するとポートレートモードになり、露出を顔に合わせ、影は明るめに調整してくれる。480mm相当で狙うとさすがに背景も大きくぼけてくれてよい。

超望遠ポートレートを楽しめるのもこのカメラの良さ(480mm相当 1/800秒 F4.5 ISO125)

 逆光時は顔に露出を合わせてくれるのでありがたい。さらにちょっとプラスの補正をかけて逆光時独特の柔らかさを出してみた。

iAモードで逆光のポートレートを(175mm相当 1/80秒 F4.3 +0.66 ISO160)

 シーンガイドモードでは豊富なシーンに合わせて色や露出のコントロールをしてくれる。

「夕焼けを印象的に撮る」モードでより赤くして撮影(67mm相当 1/1600秒 F4 -0.66 ISO125)

 4Kフォトはあとから静止画用として切り出しやすいセッティングで4K動画を撮り、そこから静止画を切り出すパナソニックお馴染みの機能。その応用編として、フォーカスポイントを変えながら4K動画を撮影しそこから任意の点にフォーカスが合った写真を引っ張り出すフォーカスセレクト機能がある。

 この秋のモデルから(つまりDMC-G8やDMC-LX9もそうだ)、加わったのがパンフォーカス的な写真を作るフォーカス合成機能。フォーカスセレクトで撮影した写真を合成して、手前にも奥にもフォーカスがあった写真を作る機能だ。

フォーカスセレクトの再生画面から、合成を選べる。指定範囲合成を選び、全範囲を指定するとパンフォーカス写真になる

 上がフォーカスセレクト撮影後に手前にフォーカスを合わせたもの。下がフォーカスセレクト撮影後に、フォーカス合成を行ったもの。風などのせいで被写体がぶれているとうまく合成できない箇所もでてくるが、下は背景までフォーカスがきちんと合っているのが分かる。

上下で見比べると違いがよく分かる。フォーカス合成で手前から後ろまでフォーカスを合わせてみた

 近距離で奥までびしっとピントが合った写真を撮りたい、でも絞り込むとシャッタースピードが落ちるしISO感度も上がるし云々ってケースでよさげだ。

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