CCC AIRは12月19日、スティック型のAndroid TV端末「Air Stick」を発表した。スティック型端末の中では世界最小をうたい、SoCにはSnapdragon 410を採用することで安定した映像体験ができるとする。価格は発売記念特価として9800円(税別、以下同様)、取り扱いはe☆イヤホン秋葉原店、名古屋大須店、梅田EST店、大阪日本橋本店の他、CCC AIR公式サイト、ヤフー店、楽天市場店となる。
Air StickにはCCC AIRが新たに提供する動画サービス「TSUTAYA movie powered by U-NEXT」の他にも、「AbemaTV」「GYAO!」「ANA シアター」「hulu」「AWA」「YouTube」のアプリをプリインストールしている。サービスの提供元を問わず、さまざまなアプリで映像や音楽のコンテンツを楽しんでほしいという考えだ。
またGoogle Playにも対応しているため、他にも好きなAndroidアプリをインストールできる。
Air StickのACアダプターには有線LANポートが備えられており、有線LANをつなぐことでより安定したストリーミング環境を実現、またAir Stick本体はこの場合Wi-Fiルーターとしても機能し、最大8台まで接続可能になる。Air Stickはもちろん無線LANに接続することも可能で、この場合はWi-Fiルーターとしては機能しない。
機器接続はBluetooth 4.1を備え、apt-Xのコーデックに対応している。2017年3月頃にはapt-X HDへの対応アップデートも予定しているという。Snapdragon 410を搭載することからゲーミング端末としての活用も考えており、ゲーム用コントローラーメーカーのHORIと共同開発した連写機能付きの専用ゲームパッド「Air Commander」の発売も予定している。
付属するBluetoothリモコンはマイクを備え、検索画面での音声入力が可能だ。音声認識にはGoogleのAPIを使用しつつも、検索結果にはCCC AIR独自のチューニングを加えており、作品検索に最適な結果を返すという。
その他本体のスペックは、OSがAndroid 6.0(Android TV)、メモリが1GB、ストレージが8GB、Wi-FiがIEEE 802.11 b/g/nとなる。テレビにはHDMI端子で接続し、出力映像は最大フルHD・60fps。ACアダプターからはmicroUSBで電源の供給を受ける。サイズは70.0(幅)×30.0(高さ)×11.0(奥行き)mmで、重量は30g。
Air Stickと同時にサービスを開始した「TSUTAYA movie powered by U-NEXT」は、約10万本以上の洋画・邦画・海外ドラマ・国内ドラマ・アニメ・音楽の作品をレンタルや見放題で楽しめる動画サービスだ。
Air Stickの他、Androidスマートフォン・タブレットアプリ、iOSアプリ(近日公開予定)、PC上のブラウザから利用可能とする。
レンタルは1本100円〜500円、見放題のレギュラープランは月額950円、見放題のフルプランは月額1950円となる。レギュラープランで視聴可能なのは洋画・邦画・アニメなどの約5万本。フルプランではそれらに加え、最新作などの都度課金作品を視聴できるチケット2本分と、成人向け作品約2000本が見放題になる。
なお、TSUTAYA TVとは別のサービスとなるため、履歴や購入コンテンツなどは引き継げない。
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