「α9」にはミラーレス機の未来が詰まってる(1/6 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
いやあ「α9」はスゴかった。思った以上にスゴかった。
α9はソニーのαシリーズのフラッグシップ機である、という以上にミラーレス界のフラッグシップ機だ、といってもいいくらい。ミラーレス機の新しい基準になる1台というか、これを触ると他のカメラがなんかもっさりしてる気がしてヤバいというか、さすがソニーというカメラだったのだ。
これを使ってると、ついつい連写しまくってSDカードの「ギガが減る」……ヘンな日本語だけど、まあご容赦を。
ソニーはα7シリーズという35mmフルサイズセンサーを使った立派なシリーズを持ってる。「α7」「α7 II」と来たにも関わらず、これはα9だった。α7シリーズの後継がα9なのではなく、デザインテイストはα7系と同じながら、設計コンセプトが異なるカメラと思っていいだろう。
α9のコンセプトは速さ。それもハイエンドの一眼レフをぶっちぎる速さ。とりあえずそれである。
AFの速さ・連写の速さ・シャッタースピードの速さだ。
α9はなぜ速いのか
連写速度やシャッタースピードの壁になるのは物理的な動作だ。
具体的には2つ。1つはミラーボックス。1枚撮るたびにミラーが上下に動く。ミラーレス機はミラーボックスを持たないのでこれはクリア。
もう1つはシャッター。センサーの前に付けられたシャッター幕が物理的に動いてセンサーに当たる光をコントロールしている。これを使わないで電子シャッターにすればシャッタースピードや連写速度をもっと上げられる。
α9はメカシャッター時は1/8000秒だが、電子シャッター時は1/32000秒までOkだ。
ただ電子シャッターには欠点がある。撮影時にカメラを動かしたり被写体が高速に動いていると、歪みが出るのだ。これはイメージセンサーの構造に由来するものなのでゼロにはできないが、センサーからの読み出し速度を高速化することで軽減できる。ソニーはそれを「アンチディストーションシャッター」と呼んでる。
確か、「RX100M4」で最初に登場した。その後ソニーは多くのイメージセンサーでそれを発展させ、最新のスマホ「Xperia XZ」でもそれを実現している。
α9はイメージセンサーにバッファとして使えるメモリを積んだメモリ搭載の積層型CMOSイメージセンサーを新たに開発。
これにより、ディストーションが少なくなり、高速読み出しを利用した秒約20コマの連写を実現した。
固定フォーカスで高速連写なら今までもあったが、35mmフルサイズでAF追従しながらの高速連写である。これはすごい。
ちなみにメカシャッター時は秒約5コマなのでその差が分かるはずだ。
電子シャッターだとシャッター音がなくなるので、静かな場所での撮影にもいい。もともとα系ってシャッター音が大きめなので、その差に驚くはず。
ディストーションが完全になくなったわけじゃないので、万能ではないが、シャッター方式は簡単に切り替えられる(デフォルトでC3ボタンに割り当てられている)ので、自分であれこれ試してみて判断するのがいいだろう。
単に高速連写するのみならず、α9がすごいのは連写時の快適さ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
JCOM障害「インターネットが使えない」 サポート窓口もつながりにくく
-
2
KDDI、メアドなど最大1422万件漏えいか ISP事業者向けシステムに不正アクセス
-
3
OpenAI、「GPT-6 Sol」と「GPT-6 Luna」公開 API料金は前世代の半額に
-
4
ドコモはとばっちり? 19日の通信障害、原因はMVNOの設備不具合 DTIも報告
-
5
トランプ大統領、国連演説で「AI」を「Super Intelligence」に改称すると表明
-
6
OpenAI、数学者の独立諮問グループと連携 内部モデルは「100件超の未解決問題を解決」
-
7
Google、「Googlebook」の予約受付開始 899ドル(約14万円)から
-
8
KDDI、東日本エリアで一時通信障害 ドコモ・ソフトバンクに続き連日で発生
-
9
Anthropic、「Claude Opus 5.5」公開 Fable 5.1並みの性能で利用コスト4割減
-
10
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR