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» 2017年06月28日 06時00分 公開

「α9」にはミラーレス機の未来が詰まってる(2/6 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]

 高速連写時はファインダー像がちょっと止まったり遅れたりして動く被写体を追いづらくなるカメラが多いが、α9はファインダー像が焼失しないのである(ブラックアウトフリー)。しかもEVFや背面モニターの更新も速くなり、タイムラグもまず感じない。だから、ファインダーを見ながら動く被写体を迷わず追えるのだ。

 飛んでるウミネコもばっちり追えた。

ウミネコが大きな魚を咥えて飛んでるのを発見。とっさに追いかけて連写した。しっかり捉えられてる
その中から1枚。にしてもこのデカいのを飲み込みのだからすごいなウミネコ(100-400mm 400mm 1/2000秒 F5.6 ISO400)

 これが気持ちいい。気持ちよすぎて撮影枚数があっというまに数百枚になる。

 もう1つ、連写が終わったからといってデータの書き込みを待つ必要はない。バックグラウンドで動いてくれるし、バッファもけっこうあるのですぐ次の撮影ができる。JPEGなら約362枚まで連写できるそうな。

 高速な連写に欠かせないのがAF追従。

 AF固定の超高速連写なら珍しくないが、α9はAF追従で秒20コマを実現した。

 像面位相差AFセンサーは693点で画面をほぼ網羅。一眼レフに対して大きなメリットになる。

 今回は基本的にAF-Cで撮影しているが、被写体がはっきりしたシーンではオートのままでもメインの被写体を追ってくれた。動体追従も以前より優秀になったと感じる。

AFエリアはカメラ任せにして毛繕いしてるうちの猫を撮影してみた。顔ではなく毛繕いしてる舌にフォーカスがきてる(85mm 1/500秒 F1.8 ISO3200)

 ただそれだと意図しない被写体にフォーカスがいっちゃうこともあるわけで、確実に狙うにはフレキシブルスポットAFにしてAFポイントを指定してやる。

 α9ではAFポイント移動用のジョイスティックが新しくついたため、AFポイントの移動も格段に便利になった。今までのαシリーズはけっこうそれが不満だったのだ。

AFエリアの選択画面。モニターの右上にあるのがジョイスティック

 で、AFはめちゃ速い。一瞬でさっと合うし、一度捉えたら高速連写時もきっちり追ってくれる。これはすごい。

 が、被写体が小さくて暗いなど状況によってはフォーカスが抜けちゃってなかなか合わないシーンもあり、まだレベルアップの余地はありそうだ。

魚を加えて枝に止まったカワセミ。このシーンで時々背景にフォーカスがいっちゃうことがあった。シャッタースピードを1/1250秒にしたのでISO感度は上がってる(100-400mm 1/1250秒 F5.6 ISO5000)
撮影風景。レンズは新製品の100-400mm F4.5-5.6 GM OSS(SEL100400GM)をお借りした。

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