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きっちり5年分の進化、キヤノンのフルサイズ機「EOS 6D MarkII」(2/4 ページ)

» 2017年07月24日 16時06分 公開
[荻窪圭ITmedia]

EOS 6Dからの進化点

 連写は前モデルの秒4.5コマから増えて秒6.5コマへ。連写時の連続撮影枚数も増えた。

キジネコ兄弟がじゃれあっている姿を連写した中の1枚(70-300mm 135mm 1/500秒 F5.6 -0.3 ISO640)

 AFは5年前とは段違い。11点AFがオールクロスの45点AFセンサーに進化。AFセンサーのエリアは中央部に集まっているため密度の濃い45点で、さらに中央はデュアルクロスセンサーを採用。

 前モデルの11点では物足りなかった人もこれなら安心。

 測距点が増えたのにともない、測距エリア選択モードもゾーンFやラージゾーンAFなど全部で5つに増え、それらを素早く切り替えるボタンがシャッターボタンの内側についた。

シャッターボタンと前電子ダイヤルの間にある小さなボタンがそう

 タッチパッドAFには未対応だが、これと十字キーによる測距点移動を組み合わせればけっこう快適に使える。

 また色検知AF機能も装備。肌色を優先してフォーカスを合わせてくれる(オンオフが可能)。

(24-105mm 26mm 1/40秒 F3.5 ISO200)

 基本操作は測距エリア選択ボタンが付いたほかは前モデルと同じだ。

グリップのデザインが少し変わったほかは前モデルを踏襲
背面から。モニターはバリアングル式に。その右にロータリーダイヤルと十字キー、各種ボタンが並んでいる。前モデルと同じだ。モニターの中心が光軸とちょっとずれてるのが気になるくらい
上面から。AF、DRIVE、ISO、測光モード、パネルの照明の5つのボタンが並ぶレイアウトも同じ。よく使うISO感度ボタンは手探りで分かるよう突起が付いている

 だから前モデルからの買い換えユーザーもとまどうことなく使えるし、EOS 80Dと基本レイアウトは同じなので80Dクラスからのステップアップにもいい。

 撮影機能もHDRや各種シーンモードなど、前モデルと同等だ。

 動画はフルHDとなる1920×1080ピクセルで秒60コマに対応。

 タイムラプス動画時のみ、4Kでの記録が可能となる。

 では最後にざっくりその他の作例をまとめて。

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