スマホにおされて危機的状況のコンデジ界であるが、もしスマホをすでに持っていてなおかつコンデジが欲しいといわれたら、わたしはこれを薦める。
カシオの“ハイスピードEXILIM”シリーズの上位機「EX-ZR4100」である。
これが実に見た目以上に個性的で、いいところをついてて楽しいのだ。
その楽しさは3点。
簡単にいえば、スマホ時代の日常使いのコンデジである。日常の撮影をより楽しくするカメラなのである。
今の時代、スマホでは無理な写真が撮れないとコンデジの立場はないわけで、ぱっと見て違うと思わせるには「画質を上げる」「より望遠にする」……という手があるわけだが、カシオは違う選択をした。「より広角にする」である。これが大事。
望遠はいざとなればデジタルズームだろうがなんだろうが対処できるが広角はレンズが対応してないとどうしようもないのだ。そして、超広角ってのは日常を楽しく切り取るのにすごくいいのである。
ZR4100のレンズは19mm相当スタート。一般的なコンデジは24か25mm相当からなのでそれよりふたまわりくらい広い範囲を撮れる。
スマホでもっとも一般的なiPhoneで同じ位置から撮り比べるとこんな感じ。
カシオの方が広い範囲が写ってるのでその場の雰囲気がよく分かるし、遠近感が強調されて写真としての面白みがでる。
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