東芝エルイートレーディングは3月12日、「Aurex」ブランドの新製品として、ハイレゾ音源再生に対応したCDラジカセ「TY-AK1」を発表した。カセットテープやCDをアップサンプリングして再生できる他、ハイポジションのカセットテープ再生にも対応した。3月下旬に発売する。
同社は2016年3月に「Aurex」ブランドを26年ぶりに復活。かつてAurexに親しんだ50代以上の男性を主なターゲットとしてハイレゾ対応のCDラジオ「TY-AH1000」を発売した。
TY-AH1000は最大96kHz/24bitまでの対応だったが、新製品のTY-AK1では最大192kHz/24bitまでのリニアPCM(WAV、FLAC)をサポート。SDカードやUSBメモリーから再生できる。さらにカセットテープやCD、MP3などの音源をアップサンプリング&ビット拡張し、ハイレゾ相当の情報量にして再生することも可能だ。
コンパクトなボディーには4万Hz以上の高域再生に対応した2Wayスピーカーと実用最大出力20W/chのデジタルアンプを搭載。チューナーはFM補完放送対応で、ラジオのタイマー予約やカラオケ機能も備えた。またカセットデッキ部は従来のノーマルテープに加えてハイポジション(TYPE II)にも対応している。手持ちの古いカセットテープをデジタル化してSDカードやUSBメモリーに保存することも可能だ。
本体カラーはサテンシルバーのみ。本体サイズは350(幅)×126(高さ)×218(奥行き)mm。重量は約3kg。
また同デザインのCDラジオ「TY-AH1」も4月下旬に発売する。TY-AH1は、カセットデッキを省いた代わりにBluetooth/NFCでスマートフォンなどから音楽のワイヤレス再生が楽しめるほか、PCとUSBケーブルで接続してハイレゾ音源再生が可能。USB-DAC兼オーディオシステムとして利用できる。本体カラーはブラックのみ。
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