新築マンションの販売不振を伝える報道が相次いでいるが、需要自体には根強いものがあるという調査結果も出ている。新築マンションを求める人々は、どんな街に住みたいと思っているのだろうか。
マンションポータルサイト「MAJOR7」※1の調査によると、住んでみたい街は首都圏で「吉祥寺」が1251ポイント※2で1位。以下、「自由が丘」(1215ポイント)、「横浜」(760ポイント)が続いた。2004年のアンケート開始以来「自由が丘」が4年連続で1位だったが、初めて首位が入れ替わった。「吉祥寺」は女性からの支持が高く、男性1位の「自由が丘」を逆転して総合で1位になった。
吉祥寺はどういった点で人気を集めたのだろうか。選択した理由を聞くと、「交通の便がいいから」(61.9%)、「日常の生活に便利だから」(57.5%)、「公園が多いから」(56.8%)といった回答が挙がった。また、「2007年よりランクアップした街とトップ3とを合わせた6つの街のうち4つが東急沿線で、この沿線の人気の高さがうかがえる」(MAJOR7)という。
関西圏ではどの街に人気があるのだろうか。住んでみたい街を尋ねると、「芦屋」が362ポイントで1位。以下、「夙川(しゅくがわ)」(193ポイント)、「西宮」(189ポイント)が続いた。「芦屋」は2位の「夙川」の倍近いポイントを獲得、圧倒的な人気で4年連続の1位に輝いた。
「芦屋」を選んだ理由を尋ねると、「高級感があるから」(61.0%)、「街並みがきれいだから」(45.5%)、「おしゃれだから」(39.0%)という回答が挙がった。首都圏とは違い、関西圏では利便性よりもブランドイメージが重視される傾向があるようだ。
インターネットによる調査で、対象は新築マンションの購入意向がある20歳以上の男女5361人(首都圏4496人、関西圏865人)。調査時期は6月4日から7月2日。
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