世界的に景気の減速感が漂っているが、冬のボーナスへの影響はどのくらいあるのだろうか。2008年の冬のボーナスは昨年より「少ない」と回答した人は34%で、「多い」の12%を上回っていることが、C-NEWS編集部の調べで分かった。また予想平均額は48万1375円で、前年と比べ3万円ほどの減少。年代別で見ると、30代の減少幅が最も大きく、平均で7万6000円マイナスの41万3500円だった。
予想額が昨年の冬のボーナスより「少ない」と答えた128人に、少なくなる理由を聞いたところ「会社、自治体などの業績ダウン」が75%で断トツ。このほか「評価方法、給与体系の変化」(7%)、「個人的な業績ダウン」(6%)、「転職したため」(4%)と続いた。
ボーナスの予想額に満足している人はどのくらいいるのだろうか。満足度を尋ねると、「満足(まあ満足含む)」が47%、「不満(やや不満含む)」が53%とほぼ同じ。年代別で見ると、20代の人は「満足」が約6割と多く、その理由として「もらえるだけで満足」「初めてのボーナスだから、もらえるだけでうれしい」との声が目立った。また、ほかの年代でも「不景気だから仕方がない」という意見が多かった。一方、不満派は「ないよりましだが、買いたいものを買うには十分ではない」「業績ダウンは分かっていることだけど、経営者責任を追及したい」などがあった。
経営者・会社員(パート、アルバイト除く)・公務員で、冬のボーナスが支給される400人が回答した。インターネットによる調査で、調査期間は11月19日から11月20日まで。
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