信頼できる情報源は何ですか?

» 2009年03月05日 12時50分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 ネット上にさまざまな情報やサービスが増えてきたために、情報収集の方法が変化している。「同窓会の店を探すなら」「旅館を選ぶなら」「新しいテレビを買うなら」「生命保険に入るなら」という4つのシーンでどのように情報を収集するのか尋ねてみた。

 C-NEWS編集部の調査によると、「同窓会の店を選ぶ場合」の情報収集方法を尋ねたところ、最も多かったのは「PCを利用してネットで検索し、よさそうな店にメールや電話で連絡する」で87%。以下、「目星をつけた店舗の評判や評価を、PCを利用してネットで調べる」(48%)、「知人(友人・家族を含む)に相談する」(35%)、「グルメ本や飲食店紹介の本や雑誌などで調べる」(26%)、「実際に現地付近に行って、見てまわる」(15%)、「PCを利用してネット上で情報を入力し、該当する店から連絡をもらう」(14%)、「自分が以前、利用したことのある店の中から選ぶ」(14%)が続いた。

同窓会が行われることになり、あなたがお店を選ぶことになりました。場所はあなたがあまり詳しくない、自宅から1時間程度のところです。このような場合、あなたはどうやってお店の情報収集をし、選びますか?最も考えられるものを、最大3つまでお答えください。(出典:C-NEWS編集部)

 「泊りがけで旅行に行くときの旅館を選ぶ場合」の情報収集方法を聞くと、トップは「PCを利用してネットで検索し、よさそうな旅館にメールや電話で連絡する」で83%。以下、「目星を付けた旅館の評判や評価を、PCを利用してネットで調べる」(50%)、「旅行本やチラシなどで調べる」(39%)、「PCを利用してネット上で情報を入力し、該当する旅館から連絡をもらう」(19%)、「知人(友人・家族を含む)に相談する」(19%)が続いた。「同窓会の店を選ぶ場合」とほぼ同じだったが、「知人(友人・家族を含む)に相談する」の比率は下がっている。

あなたが今まで行ったことのない場所に、泊りがけで旅行に行くことになりました。リーズナブルな温泉旅館を探そうと思います。このような場合、あなたはどうやって旅館の情報収集をし、選びますか? 最も考えられるものを、最大3つまでお答えください。(出典:C-NEWS編集部)

 「新規に生命保険に入る場合」の情報収集方法を尋ねると、最も多かったのは「PCを利用してネットで検索し、信頼できそうな保険会社に連絡して相談する」で49%。以下、「PCを利用してネット上で自分の条件を入力し、該当する商品を扱う保険会社に連絡して相談する」(34%)、「目星を付けた保険会社の評判や評価を、PCを利用してネットで調べる」(32%)、「知人(友人・家族を含む)に相談する」(31%)、「身近にいる保険の営業職員に相談する」(23%)が続いた。トップは前の2つと同じく「PCを利用してネットで検索し、信頼できそうな保険会社に連絡して相談する」だったが、比率は低くなっている。

新規に生命保険に入ろうと思いますが、金額やサービス内容などが複雑でよくわかりません。このような場合、あなたはどうやって保険の情報収集をし、選びますか? 最も考えられるものを、最大3つまでお答えください。(出典:C-NEWS編集部)

 「新しいテレビを買いたい場合」の情報収集方法を聞くと、トップは「店舗に行き、実際に見たり店員に話を聞いたりする」で86%。以下、「PCを利用してネット上の価格比較サイトや商品情報サイトで調べる」(76%)、「PCを利用してネットで、評判や評価を書いている人たちの意見を見る」(35%)、「知人(友人・家族を含む)に相談する」(13%)、「雑誌などの特集や比較記事などで調べる」(11%)が続いた。4つの質問の中で唯一、PCを利用した情報収集が1位とならなかった。

あなたは、新しいテレビを買いたいと思っています。このような場合、あなたはどうやってテレビの情報収集をし、選びますか? あなたがとる手段として最も考えられるものを、最大3つまでお答えください。(出典:C-NEWS編集部)

信頼するのは身近な人のクチコミ

 PCで情報収集する人が多いようだが、その情報をどれだけ信頼しているのだろうか。さまざまな項目についてどの程度信頼できるか尋ねたところ、「信頼できる(信頼性は高い+どちらかといえば信頼性は高い)」の比率が最も高かったのは「家族からの話」で90%。以下、「友人や知人からの話」(88%)、「企業がネット上で発信している情報」(67%)、「企業がテレビや新聞・雑誌などで行っている広告宣伝」(65%)、「企業作成のカタログ、チラシ、ダイレクトメール」(66%)、「特定の個人がネット上で発信している情報(SNS、ブログなど)」(42%)、「不特定多数が情報発信しあうネット上のサイト(掲示板など)」(38%)、「企業からの電話勧誘」(15%)が続いた。ネット上の情報を頻繁に調べているが、やはり身近な人のクチコミの方に信頼を置いているようだ。

 インターネットによる調査で、対象は20歳〜59歳の男女400人(男性200人、女性200人)。調査期間は2月13日から14日。

モノやサービスを購入する上で、それぞれどの程度信頼性が高いとお考えになりますか? (出典:C-NEWS編集部)

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