近藤さんのCM起用について秋里さんに聞くと、ロコンド.jpの秘密がさらに分かった。
「ロコンド.jpは靴販売の常識を破壊したい。年内で100万人の購入者を目指しています。それにはコアなネットユーザーだけでなく、市場を一般の人に広げる必要がある。人気女優を選べばそのファンは引っ張ってくれるけど、ネットだけの世界にとどまってシナジーが起きない。男性でも例えば石田純一さんは好感度は高いけれど、靴下を履かないので限定される。
『万人にウケるって何だろう?』、それは笑い。笑いは世界共通語です。そこでロコンド.jpという名前に関連して、笑いで認知を上げてくれる近藤さんに思い当たりました。最初は『なんでオレが』という感じでしたが、すぐに理解していただいて、近藤さんもダジャレを連発されていました」
楽しいWeb事業の秘密は段ボールにもある。返品にも使われる個性的な箱、カワイイと評判なのだが、保田さんがエピソードを1つ披露。
「ヤマト運輸が『コンドー、ロコンドーです』と言って配達してくれたんです」
保田さんの家に靴が届き、子どもたちが「カリアゲ、カラアゲ」と叫んだら、ヤマト運輸はそう言った。たった3カ月で生活に食い込んだ常識破りのロコンド.jp、靴はネットで買うのが当たり前という時代は近いのかもしれない。
おもてなしの心で顔が見える通販サイトを目指す――靴専門のECサイト「ロコンド.jp」
省エネ高級扇風機が生んだ、消費者の“必要”という風
震災後見えてきた流通の明日の姿――それは“善き商人”であること
花粉症、患者視点に立てば治りませんか?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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