インタビュー
» 2013年05月08日 08時01分 公開

仕事をしたら“けしからん奴”を見つけた:アフィリエイト市場が拡大している――その要因は意外にもあの業界のお客さん (2/7)

[土肥義則,Business Media 誠]

売上高構成比率のトップは「金融」

土肥:アフィリエイト市場が伸びていることに驚いて、ASP大手のひとつであるバリューコマースの決算も調べてみました。すると、売り上げがキレイに右肩上がりで伸びていますね。リーマンショックがあったときはちょっと沈みましたが、その後はモリモリ盛り返している。

 「景気が悪い、景気が悪い」と言われてきたなかで、好決算を維持されてきたのはバリューコマースだけなのかなと思って、他のASPも調べてみました。すると、売り上げを伸ばしているところが多い。そこで木村さんにおうかがいしたいのですが、なぜアフィリエイト市場はこんなに好調なのでしょうか?

バリューコマース連結売上高の推移

木村:景気低迷が長く続いていたので、全体的に広告の出稿量は減っていました。ただ消費活動に目を向けると、EC市場は伸びていたので、弊社の売り上げも増えたのだと思います。弊社の場合でいえば、特にキャッシングが伸びましたね。

土肥:キャッシング? 消費者金融のことですか?

木村:はい。

土肥:ちょ、ちょっと待ってください。消費者金融といえばバブル崩壊後、金融機関による貸し渋りなどもあって、貸付残高がどんどん伸びていきました。しかし過剰な貸付などが社会問題になって、2006年には「貸金業規正法」が成立。いわゆる“グレーゾーン”が撤廃され、各社は巨額の損失を抱えることになりました。また2010年に「改正貸金業法」が完全施行となって消費者金融業界を取り巻く環境は急速に悪化しました。

 法律が改正され「総量規制」が導入されたので、借り手は年収の3分の1以上のお金を借りることができなくなったんですよ。市場が縮小していって、消費者金融の会社がどんどん減っているというのに、ネット上では借り手が多いと?

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