インタビュー
» 2013年05月29日 08時05分 UPDATE

仕事をしたら“最年少上場”だった(前編):なぜリブセンスにできて、リクルートでできなかったのか――成果報酬型のビジネス (6/7)

[土肥義則,Business Media 誠]

ビジネスモデルの大半は、他のモデルの焼き直し

土肥:その話を聞いていると、1990年代後半の証券業界を思い出しました。ネット証券は営業スタッフをほとんど抱えていないので、手数料を引き下げることができました。一方、店舗を構える証券会社は営業スタッフをたくさん抱えているので、手数料をなかなか引き下げることができませんでした。中には松井証券のように外回りの営業を廃止して、ネット証券に切り替えたところもありますが、店舗を構えるほとんどの証券会社は後手後手に回りました。

村上:おっしゃるとおりです。ネット証券の売買手数料は100円ほどでできるのに、既存の証券会社は営業スタッフを介しているので、手数料は売買高の1%といったところが多い。証券業界が経験してきたことが、いまこちらでも起きているといった感じですね。

土肥:証券業界でビジネスモデルが大きく変化していったということは、他の業界でも同じようなことが起きても不思議ではありません。ちょっと嫌な言い方になりますが、成果報酬型のサービスは誰かがどこかのタイミングでやっていた可能性が高いのではないでしょうか。

村上:世の中のビジネスモデルの大半は、他のモデルの焼き直しです。例えば、飲食業界では「俺のフレンチ」が話題になっています。「俺のフレンチ」といえば、原価率は高いけれど、客の回転率を上げることによって、売り上げを伸ばされている。

 回転率を上げることで、低価格にする――。この仕組みは他の業界でもすでにあって、それを「俺のフレンチ」ではうまく取り入れたのではないでしょうか。

yd_ribusensu4.jpg 証券業界ではネット証券の登場によって、価格競争に拍車がかかった(写真はイメージです)

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