決して安価ではない「クルマを買う」という消費行動は、どんな心理に基づいて決まるのか。
車種を決めて買いに来る人がいる一方で、「どれでもいい。安ければいい」とクルマを移動・運搬の道具ととらえている──クルマは必要だが、クルマそのものの予備知識や明確な使用目的がない客もいる。こんな人に対し、どんなクルマを売ればいいか。広大な敷地に、“いろいろあります。さぁどうぞ”と客に選ばせる待ちの姿勢だけでは、営業活動はおろか、来店を促すことさえ難しい。詳しい人や具体的に車種が決まっている人でない限り、客自身も何がよいのか、よく分かっていないからだ。
そんな「何となく」な客にクルマをどう売るか。ビッグデータを活用し、なんと「テーマパークを目指しました」という、新たな取り組みに挑む中古車販売店がある。中古車販売/買い取り大手「ガリバーインターナショナル」が展開する郊外大規模型販売店「WOW!TOWN大宮」の事例を紹介する。
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