決して安価ではない「クルマを買う」という消費行動は、どんな心理に基づいて決まるのか。
車種を決めて買いに来る人がいる一方で、「どれでもいい。安ければいい」とクルマを移動・運搬の道具ととらえている──クルマは必要だが、クルマそのものの予備知識や明確な使用目的がない客もいる。こんな人に対し、どんなクルマを売ればいいか。広大な敷地に、“いろいろあります。さぁどうぞ”と客に選ばせる待ちの姿勢だけでは、営業活動はおろか、来店を促すことさえ難しい。詳しい人や具体的に車種が決まっている人でない限り、客自身も何がよいのか、よく分かっていないからだ。
そんな「何となく」な客にクルマをどう売るか。ビッグデータを活用し、なんと「テーマパークを目指しました」という、新たな取り組みに挑む中古車販売店がある。中古車販売/買い取り大手「ガリバーインターナショナル」が展開する郊外大規模型販売店「WOW!TOWN大宮」の事例を紹介する。
特集:ビジネスを変えるビッグデータ
「ビッグデータ」の基礎知識(1):そもそも、ビッグデータって何なの?
広告×ビッグデータ:アイルトン・セナ、フェンシング、Perfume――電通・菅野薫氏に聞く、「広告×データ」の可能性
なぜ米国ではなく、ドイツに? ビッグデータを構築した男が選んだ道
“クルマ選びの楽しさ”訴求で売れ行きアップ――iPad活用の中古車販売店「WOW!TOWN」の企み
ビッグデータ活用、主ターゲットは「業務部門」へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング