英検3級レベルでも大丈夫――アルクが月1890円から始められる初心者向けオンライン英会話
語学系出版社のアルクは、初心者向けオンライン英会話を9月9日に開始する。英語に苦手意識を持っているけども必要性を感じている人に向けて、ネイティブと会話ができる体系だったレッスンを提供する。
語学系出版の老舗アルクから、低価格オンライン英会話が登場――。アルクは9月9日に月額1890円から始められる初級者向け英会話教材「アルク イングリッシュ・クイックマスター zero」を発売する。
アルクの英会話教材というと、ある程度英語ができる上級者向けをイメージする人が多いかもしれない。新教材は、アルクがこれまで蓄積した英語学習のノウハウを基に、使える英語、ネイティブとコミュニケーションが取れる実践的英会話を身に付けられるプログラムを、初級者向けにまとめている。例えば英検でいえば3級、TOEICでいえば350点の人でも無理なく、手軽に始められるのが特徴だ。
申し込みをすると、3営業日以内に1カ月分の教材とCDが届く。受講者はCDの音声(Webからmp3データでダウンロードも可能)を聞きながら教材を見て学習できる。このほか専門講師とのマンツーマンオンラインレッスン、メールまたはWebで専属コーチによる学習相談が受けられる。
教材の内容は「Nice to meet you.」といったものから始まり、ビジネスや日常シーンでよく使われる会話が多数盛り込まれている。アルクでは、1日5分からでも無理なく、手軽に始められるとしている。また教材は電子版も用意しているので、スマートフォンやタブレットなどで音声を再生しながら学ぶこともできる。
受講者は1カ月受講して、気に入れば“続き”を申し込める。2カ月目以降は、残りの5カ月分の料金2万5410円を支払う形だ。この全6回を受講すれば、アルクが定義する中級レベルの英語能力(英検準2級〜準1級、TOEICだと470〜600点)が身に付くという。
アルクの野田亨社長は昨今の語学学習の傾向として、社会で求められる英語が、従来の中学・高校で学んできた書き込み式のものから、現場で使える会話力に変化している点を指摘。「多くのビジネスパーソンが学生時代に学んだ英語は古いもの。本当に生きる英語力を身に付ける必要がある」とコメント。アルクでは“コミュニケーション英語”と位置付け、新教材はTOEICとはまた異なる、実社会で使える英語力が身に付くとしている。
今後は、今回の初級編を終えたあと、さらに学習を続けたい人向けの中級編も提供。2014年春ごろのリリースを予定している。
関連記事
- やはり英語は必要なのか? 日本人にとっての壁
「英語がうまく話せない。なんとかしなければ」と思っている人も多いのでは。「社内公用語は英語」「グローバル化が加速」といった言葉を目にするが、ビジネスパーソンにとって英語はどこまで必要なのだろうか。 - 中国語人気に陰り? 学習したいと思っている言語
英語以外で、あなたが学習したいと思っている言語は何ですか? 全国の男女に聞いたところ「中国語」がトップ。ただ昨年の調査結果と比べると、「中国語」と答えた人は大幅に減少した。イーコミュニケーション調べ。 - 日本人は気にしないAやTheが英語を支配する
aやtheのような冠詞、英語では「article」といいます。どうにも日本語訳にはニュアンスに違いがあるようです。英語ネイティブな人たちは、aやtheに何を期待しているのでしょうか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.