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インタビュー

メガネのネット通販で業界全部をひっくり返してみせる――Oh My Glasses、清川忠康社長これからの働き方、新時代のリーダー(4/4 ページ)

送料無料、返品無料、購入前に5本のフレームを自宅で試着可能というサービスをひっさげ、オンライン通販専業でメガネ業界に新風を巻き起こしつつある「Oh My Glasses」。創業者の目線の先にあるものとは?

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国内のメガネECで圧倒的ナンバーワンになるんだ

清川: 実はこの10月から、われわれのメガネECプラットフォームを同業者さんにも開放することにしました。第1弾として、九州地方を中心にチェーン展開している「メガネのヨネザワ」さんがOh My Glassesサイト内にオンライン店舗を出店します。まずは、ソフトバンクホークスとのコラボモデルなどを度付き商品も含めて展開します。

岡田: これまでヨネザワさんは自前でECサイトを運営していなかったのですか?

清川: そうです。ですから、EC運営のノウハウに加えて、システム開発や配送、カスタマーサポートの部分も一括提供します。まだ情報をオープンにできませんが、第2弾の出店企業も決まっています。こちらはECサイトを運営していたものの、もっと収益性を上げるために弊社のプラットフォームを利用したいとのことでした。こうやって出店企業が増えていけば、取り扱い商品点数も現在の10倍以上に拡げられます。

岡田: ところで、国内で気になる競合企業はありますか?

清川: 実は、国内企業はまったくチェックしていません。毎週チェックしているのは、世界最大級のメガネ店舗(約7000店舗)を展開しているイタリアのルクソティカ(Luxottica)だけです。この会社は、レイバンやオークリーといったブランドを買収していますし、アルマーニやプラダといった誰でも知っているファッションブランドのメガネ部門を手掛けています。出店できていない国や地域でも卸業として確固たる地位を築いている世界のトップランナーです。

 でも、そんな彼らでもネットだけはできていない。ネットで革命を起こせれば、すべての関連業務がもっと効率化できるんです。例えば、テレビCMを打たなくても集客できるかもしれない。業界のすべてをひっくり返せると確信しています。まずは、メガネECの圧倒的なポジションを確立して、それからメガネ業界のマーケティング革命を起こします。起業した以上、このくらいの想いをもって取り組まなきゃダメですよね。

+omg
鯖江の職人技を駆使して生産するOh My Glassesのプライベートブランド「+omg」を2013年3月からスタート。写真は8月に発売した「New Trad+omg」モデル

(次回は、清川さんの起業に至るまでの変遷と、アクションリーダーとして常に現場で心掛けていることをお聞きします

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