娘と父のマジトーク(その5)「お父さん、勉強もちゃんとやるからさあ、芸能界入らせてよう」:父と娘の週末トーク(3/3 ページ)
おとなしい性格の娘なので、芸能界への興味は一切ないだろうと予想していました。それが……。父として、もしも我が娘が「芸能界に入りたい!」と言ってきたらどう対応すればいいのでしょう?
声優に興味がある
娘: いま、急に思い付いたんだけどね、声優をやってみたいな。アイドルとか女優とかより、声優に興味ある。
父: へええ、そうなんだ。でも、何で?
娘: うまく説明できないな……。たぶん、私がアニメをよく見ているから? 「あのアニメの◯◯◯ってキャラ、私の声なんだよ」ってほうが、ちょっと自慢できていいな(※娘は『進撃の巨人』の大ファン)。
父: 女優は自分の姿も見てもらえて、目立つことができるのに?
娘: 自分が目立つより、意外に知られていないとこで関わっているほうが、私の性格にあってそうな気がする。
父: サオリは、人前で目立つのはあまり好きではなさげだよね。
娘: うん、何が何でも! って気持ちはない。だって、この話だって、「もし、スカウトされたら」って仮定で話してるでしょ? 自分から芸能界に入るために行動するつもりはないもん。
父: オーディションとか受けてみたいって思わない?
娘: 全然思わない。だって、学校が楽しから、今はそれで十分だもん。
父: じゃあ、お父さんの住宅ローンは……。
娘: ごめんね、支払えないや(笑)。
娘は割とおとなしい性格なので、芸能界への興味は一切ないだろうと予想していました。ところが実は声優に興味があったり、学業と両立させられるならタレントをやってみたかったりと、予想外な発見がありました。積極的に行動はしないとは話していましたが、今後どんなキッカケで興味に火が付くかは分かりません。
家のローンの肩代わりをするという一言には、衝撃を受けました。彼女の思いやりには感謝しつつも、どこまで本心なのか……。誠の読者の視線を意識した発言かも、という疑念も拭い切れないではないですが、ここは素直に受け止めておこうと思います。実現する可能性はほぼゼロですが(笑)。
次回は、「英語と留学」について話してみます。
著者紹介:中山順司(なかやま・じゅんじ)
1989年、高校卒業と同時に、極寒のアイオワ州の全寮制高校に入学。唯一の日本人として七転八倒で英語を学び、1990年にCovenant College(米・Georgia州)入学。エチオピア、インド、ウガンダ、ガーナ、南アフリカ、ペルー、韓国の留学生らと共同生活を送りつつ、心理学、生物学、社会学を専攻。1994年に卒業。
白い犬で有名な某携帯電話キャリアに新卒入社し、マーケティングと営業に携わる。2000年にネット業界に転身。旅の窓口(現楽天トラベル)で観光旅行コンテンツビジネスを立ち上げ、その後始めた個人ブログがキッカケで、ブログソフトウェアベンダーのシックス・アパートに入社。マーケティング、営業を経て、現在はコミュニティ・マネージャーを務める。三度の飯より、サッカーと自転車が好き。
■誠での過去記事
http://bizmakoto.jp/bizid/bizblog_index.html
■Six Apart ブログも書いてます
http://blog.sixapart.jp/nakayama-1/
関連記事
- 娘と父のマジトーク(その2)「お父さんがキモい理由を説明するね」
年頃の娘さんを持つ父親の大多数は、娘から「キモい」と呼ばれた経験があるでしょう。私もその1人です。なぜそう思うのか、思い切って聞いてみました。 - 女子中学生と父のガチトーク 「お父さん、アタシ告白されたんだ」
「娘が最近冷たい」「態度がよそよそしい」そんな悩みを抱えた、年頃のお嬢さんを持つお父さんは少なくないのでは? もしも、女子中学生と父親がちょっと話しにくいテーマについて深く語りあったら……を実現してみました。 - 本人が思う以上に高評価!? 娘から見た父親の魅力
特に思春期には微妙な関係になると言われる娘と父親。しかし父親の魅力について、父親自身が思っているより娘は好意的に感じているようだ。城西クリニック調べ。 - アフター3.11、ビジネスパーソンはどう変わった? (前編)
震災後、多くのビジネスパーソンが自らの働き方を見直し始めた。約4割の人が「仕事に対する価値観が変わった」としているが、具体的にどのように変化したのか。アンケート結果を基に、リクナビNEXTの黒田真行編集長に解説してもらった。 - お父さんの4人に1人は、「週1日以上」家族のために料理をする
世の中のお父さんは、家族のためにどのくらいの頻度で料理をつくっているのだろうか。小学生以下の子どもを持つ父親に聞いたところ、4人に1人は「週に1日以上」と回答した。日清食品ホールディングス調べ。 - 86.1%の妻が「夫の家族と一緒に住んでもOK」
「2.5世帯住宅」というものをご存じだろうか。これは子世帯と親世帯に加え、独身の兄弟または姉妹が一緒に暮らすための住宅だが、どのように感じている人が多いのだろうか。アイシェア調べ。 - 最近の「二世帯住宅」って、どんな暮らし?
家の購入を検討するときに「二世帯住宅でもいいかなあ」という人が増えている。背景には「給与がなかなか上がらない」「共働きが増えている」といったことがあるようだ。ところで二世帯住宅で暮らす人はどのような生活を送っているのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.