Android 2.2、スーパー有機EL搭載――ドコモ、「GALAXY S」を発表
世界で販売されているSamsung電子のAndroidスマートフォン「GALAXY S」がドコモから発表された。Android 2.2、4.0インチのスーパー有機EL、spモードなど、最先端の機能とサービスが盛り込まれている。
NTTドコモは10月5日、Samsung電子製のAndroidスマートフォン「GALAXY S」を投入することを発表した。
GALAXY Sは、欧州、米国、東南アジアなど、2010年5月から世界21カ国で発売されたモデル。日本ではドコモブランドのスマートフォンとして発売されることになった。発売時期は2010年10月下旬の予定。発売に先立ち、10月15日から事前予約を受け付ける。
ドコモの型番はSC-02Bで、OSはAndroid 2.2を搭載している。CPUは1GHzのSamsung製S5PC110を採用。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信には対応していない。
Galaxy S最大の特徴といえるのが、4.0インチ、ワイドVGA表示(480×800ピクセル)対応のスーパー有機EL(SUPER AMOLED)ディスプレイ。1万:1の高コントラストと優れた色再現性を実現し、写真や映像などのコンテンツを鮮やかに表示する。
カメラはオートフォーカス対応の500万画素CMOSを搭載し、HD動画(1280×720ピクセル)の撮影と再生も可能。通信機能は下り最大7.2Mbps/上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードに加え、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANと、従来よりも8倍速い最大24Mbpsでデータ転送ができる「Bluetooth3.0」をサポート。ただしテザリングは利用できない。
Android 2.2に対応したことで、PCと同様にFlash 10.1対応のWebサイトを閲覧できるのも大きなポイントだ。静電容量式のタッチパネルはマルチタッチに対応し、2本指を使ったピンチイン/アウトの操作も可能。iモードアドレスを使ってメールを送受信できるspモードや、ドコモマーケットも利用できる。
拡張現実(AR)アプリの「Layar」はゼンリンのPOI(Point Of Interest)に対応。Evernoteの最新版がダウンロードできるアプリケーションダウンローダーもプリインストールする。
機種名 | Galaxy S(SC-02B) |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約64×122×9.9ミリ |
重さ | 約118グラム |
連続通話時間 | 約380分 |
連続待受時間 | 約510時間 |
アウトカメラ | 有効約500万画素CMOS |
インカメラ | - |
外部メモリ | microSDHC/最大32Gバイト |
内蔵メモリ | 16Gバイト |
メインディスプレイ | 約4インチワイドVGA(480×800ピクセル)SUPER AMOLED(スーパー有機EL) |
サブディスプレイ | - |
チップセット | Samsung S5PC110 1GHz |
OS | Android OS 2.2 |
主な機能、アプリ | 無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、Bluetooth(3.0+EDR)、GPS、spモード、ドコモマーケット、Android マーケット、Evernote、YouTube ほか |
ボディカラー | メタリックブラック |
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