HTC、日本市場向けにカスタマイズしたスマートフォンをKDDI向けに開発
HTCとKDDIが、日本市場向けにカスタマイズしたスマートフォンの開発に合意した。端末の詳細や投入時期などは未定。
HTCが2月28日、日本市場向けにカスタマイズしたスマートフォン開発についてKDDIと合意したことを発表した。同社は「日本のユーザのニーズや趣向に合わせたスマートフォンを今後提供していく」としている。
HTC CEOのピーター・チョウ氏は「日本のユーザは非常に多忙な生活を送っており、彼らがより便利で快適な暮らしを実現する上で、最も革新的なスマートフォンを必要としている。HTCは、そうした日本のユーザに最新鋭のスマートフォンを提供し、暮らしを便利に感じてもらうだけでなく、楽しんでスマートフォンを活用いただきたい」とコメント。
KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏は「KDDIとHTCの両社は、私たちの事業すべてにおいて、常にユーザの立場で彼らが何を望んでいるか、何を期待しているかということに焦点を当てており、今回の協業によって日本のユーザの皆様向けに画期的な素晴らしいスマートフォン体験を提供できると信じている」とコメントした。
HTCはMobile World Congress 2012でスマートフォンの新シリーズ「HTC one」に属する3機種「HTC one X」「HTC one S」「HTC one V」を発表しており、これらのモデルがベースになる可能性が高い。また、2011年にHTCがKDDI向けに供給した「HTC EVO WiMAX ISW11HT」と「HTC EVO 3D ISW12HT」は、Eメール(~@ezweb.ne.jp)やau one Marketなどau向けの基本サービスには対応したが、おサイフケータイや赤外線通信など日本独自の機能は搭載されておらず、HTCもグローバルスマートフォンをベースに展開すると宣言していた。
関連記事
Mobile World Congress 2012:カメラと音楽機能を強化――HTCがスマートフォンの新シリーズ「HTC one」を発表
HTCがMobile World Congress 2012の開催に先立ち、スマートフォンの新シリーズ「HTC one」に属する3機種を発表した。いずれもAndroid 4.0を搭載し、カメラと音楽を中心に機能や操作性が向上している。HTC NIPPONの代表取締役社長に村井良二氏が就任
12月19日付で、HTC NIPPONの代表取締役社長に村井良二氏が就任した。HTCは日本市場へのコミットメントをさらに強化する。写真と動画で見る「HTC Flyer」「HTC Sensation」「HTC EVO 3D」
7インチディスプレイを備えるタッチペン対応のタブレット「HTC Flyer」と、デュアルコアCPUで快適に動作するスマートフォン「HTC Sensation」「HTC EVO 3D」。日本での発売が待たれるこれら3モデルを写真と動画で紹介しよう。米国でシェア1位に:“ガラスマ”ではなく“グロスマ”を展開する――HTCのスマートフォン戦略
日本ではワンセグやおサイフケータイなどに対応した、いわゆる「ガラスマ」が増えつつあるが、HTCはあくまでグローバルなスマートフォンをベースに展開する。同社の最新モデルとともに、小寺氏が事業戦略を説明した。4G、OS、ソーシャルフォン、タブレット――HTC 小寺氏が語る製品戦略
5機種のスマートフォンと1機種のタブレットを2月のMobile World Congress 2011で発表したHTC。日本向けには「htc EVO WiMAX ISW11HT」も投入し、存在感を高めている。2011年はどんな戦略で携帯事業を展開していくのだろうか。Mobile World Congress 2011:Facebookフォンから軽量タブレットまで――HTCがスマートフォン6機種を披露
HTCはAndroid OSを搭載したスマートフォンの新シリーズ3機種と、FacebookとコラボレートしたFacebookフォン、そして待望のタブレット端末を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.