写真で解説する「Xperia SX SO-05D」:小さいけど全部入りなんです(1/2 ページ)
ソニーモバイルコミュニケーションズ製の「Xperia SX SO-05D」は小型・軽量ボディにLTE通信機能だけでなく日本市場向けの“三種の神器”まで搭載している。同時発表された「Xperia GX SO-04D」より盛りだくさんかもしれない本機に迫る。
8月にNTTドコモから発売予定のソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン「Xperia SX SO-05D」。ドコモの端末セグメントでは、使いやすさや安心感を重視したwithシリーズに分類される。しかしその中身は“プレミアムパフォーマンスXperia”を自称するのもうなずけるほどの高スペックを誇る。
ボディサイズは約54(幅)×115(高さ)×9.4(厚さ)ミリ、重さも約95グラムで、昨冬から登場してきたどのXi対応スマートフォンよりも小さくて軽い。ボディには金属調のラインで4つのブロックに分かれたデザインを採用している。特に、BlackとOrangeでは、ラインを境にして色味が変わっていて、よりデザインにアクセントを加えている。
ディスプレイは約3.7インチ、1677万色表示のQHD(540×960ピクセル)液晶を採用している。この液晶はソニーが従来から「Reality Display」と呼んでいる高精細・高輝度タイプのもので、小さい文字や写真の暗部もハッキリと見ることができる。筆者は展示されている端末を見るまでは「画面サイズの割に解像度が高すぎるのではないか」と不安だったが、余計な心配だったようだ。戻るキー、ホームキー、タスク履歴表示キーは、Googleのリードデバイス「GALAXY NEXUS」同様に画面上に表示されるデザインであるため、本体正面にはいっさい物理キーがない。
本体正面と言えば、配されるロゴも注目だろう。ソニーモバイルが日本市場に「Xperia SX」を投入する旨を発表した写真には、本体上部にSONYロゴ、下部にXPERIAロゴがあったが、SO-05Dでは本体上部にドコモとXiのロゴ、下部にソニーロゴがある。国内のXperiaシリーズの端末では、キャリア(とキャリアサービス)ロゴが正面に配されるのは初めて。なお、キャリアロゴを正面に配したXperiaは、アメリカのAT&Tに向けて供給された「Xperia ion」などにも例があり、特に日本(ドコモ)向けが特別というわけではないことは付け加えておきたい。
本体の上部には、イヤフォンマイク端子が用意されている。本体の標準セットにはイヤフォンマイクが1つ同梱されるが、ソニー製をはじめとする市販の3.5φイヤフォンやイヤフォンマイクを接続することもできる。音楽アプリとして「WALKMAN」アプリケーション」を搭載し、ソニーのさまざまな音響技術を組み合わせてポータブルオーディオプレーヤーとしての機能も洗練させた。さらにFMラジオとワンセグも受信できるようになっており、“てんこ盛り”感を高めている。FMラジオを使う場合はイヤフォンマイクを接続する必要がある。また、ワンセグを視聴するときはアンテナケーブルをイヤフォンマイク端子に接続する必要がある。
Micro USB端子は、USBホスト機能に加えてMHL規格によるHDMI出力にも対応している。MHLケーブルかHDMI変換コネクターを用意すれば、映像の外部出力が可能だ。
「Xperia NX SO-02D」や「Xperia acro HD SO-03D」では、バッテリーパックをの交換ができなかったが、本機ではリアカバーを外して交換できる。ドコモminiUIMカードやmicroSDもバッテリーを外して脱着する。スペースの都合から、miniUIMスロットとmicroSDスロットは2層構造になっている。小さいボディの割にはバッテリー容量は1500mAhと大きい。
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