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複数SIMの切り替えやセキュリティ強化など――GoogleがAndroid 5.1をリリース
Googleが「Android 5.1」をリリース。Lollipopの安定性を向上させるほか、いくつかの新機能を提供する。
米Googleが3月9日(現地時間)、Android OSの最新バージョン「Android 5.1」をリリースした。
Android 5.1では、Android 5.0から安定性とパフォーマンスを向上させるほか、いくつかの新機能を提供する。コードネームは「Lollipop」から変わらない。
複数SIMカード(デュアルSIM)などに対応した端末で、どのSIMカードを使用するかを、画面上で切り替えられるようになる。家族で1台の端末を使用するといったときに役立つ。
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セキュリティ面も強化される。盗難に遭ったまたは紛失した端末を第三者が工場出荷状態にリセットをかけても、持ち主のGoogleアカウントでログインをしない限り、ロックされたままとなる。この機能は、Android 5.1をプリセットしたAndroidスマートフォンやタブレット、Nexus 6、Nexus 9で利用できる。
Android 5.1搭載機同士で、より高品質な通話「HD Voice」が利用可能になる。Googleに確認したところ、HD Voiceとは「VoLTE」のこと。また対応機種は、現時点ではT-MobileとVerizonのNexus 6のみで、日本国内の通信キャリアのSIMカードではHD Voiceは利用できないとのこと。
このほか、通知バーにあるクイック設定から、特定のWi-Fiアクセスポイントへの接続や、Bluetoothとペアリングするデバイスの設定を直接行えるようになる。
※HD Voiceについて一部追記しました(3/12 12:03)。
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