ミームとしての モバイル コンピューティング

[第16回]

通話料を還元！うれしいクレジットカードのサービス

携帯電話の使用料金がかさむようになり困っているユーザーは多いのではないだろうか？ 小遣いの大半を携帯電話の支払いに取られてしまっている，などという愚痴もよく聞く話だ。そんな人にちょっといいニュース。クレジットカードに付加されているサービスの中には，携帯電話の料金に応じてポイントを還元してくれるサービスがある。カシコク使って快適な携帯ライフを送ろう！

【国内記事】

2001年8月9日更新

携帯電話料金100円あたり2ポイント（＝2円）還元

　日本信販が発行する「NICOSケータイカード」では，携帯・PHSの通話料100円につき2ポイントがキャッシュバックされる。還元額は1ポイント1円計算。パケット代金や基本料金も適用される。

　例えば，1万5000円の通話料なら150×2＝300ポイントで，約2％の300円がキャッシュバックされることになる。キャッシュバック金額は，年間単位で直接利用者の指定口座に現金で振り込みされる。

　気を付けなくてはならないのは，年間3000ポイント以上利用していなくてはキャッシュバックの対象にならない点だ。これをクリアするには，すくなくとも毎月平均1万2500円を携帯電話の料金に支払っていなくてはならない。携帯電話には月々数千円しか払わないライトな利用者は対象とならないのだ。

　しかし，このカードは加盟店でのショッピングについても100円につき1ポイント加算される。もしショッピングなどでの利用が月々1万円を超えるなら，キャッシュバック対象となる。

NICOSケータイカード

初年度年会費無料 （次年度以降年会費1500円税別）

1 ケータイポイント 100円につき2ポイント （基本料金を含む携帯電話の通信料の支払いに対して） 2 ショッピングポイント 100円につき1ポイント （上記1を除くNICOSカード加盟店・VISAカード加盟店でのカードショッピングご利用金額に対して）

通話料最大50％キャッシュバック！ のカード

　カードの月々の支払金額が多いユーザーにお得なカードサービスがミリオンカードの「K-Powerカード」だ。

　このカードの最大の特徴は，カードでの支払い金額が多ければ多いほど携帯通話料のキャッシュバック率がアップするというもの。最大で50％というから驚きだ。

　キャッシュバック率は，カードの月々の利用に応じて付加されるポイントによって決まってくる。ポイントは，１回払い・２回払い・ボーナス一括払いの買い物で1000円＝1ポイント。リボルビング払いで1000円＝2ポイントとなる。

　気になる最大50％還元は250ポイントから。つまり25万円以上の買い物をした場合から適用される。次いで40％還元が200ポイント以上。30％還元が150ポイント以上となるのでちょっと敷居が高い。

　しかし，毎月3〜10万程度クレジットカードを使っているなら，30ポイント（3万円）以上から10％還元，50ポイント（5万円）以上で15％還元されるのでメリットが大きい。

　例えば，携帯通話料に1万円，ショッピングに2万円（一括払い）を利用すれば，ポイントは30となり，次の月に支払った携帯通話料1万円の10％＝1000円がキャッシュバックされてくる。

　キャッシュバックは，次の月のカード使用料引き落とし時に指定口座に振り込まれるので，お得感があるだろう。

K-Powerカード

平成14年3月31日（日）まで初年度年会費無料 通常年会費1500円（税別）

1 1回払い・2回払い・ボーナス一括払いの場合 利用1000円ごとに1ポイント 2 リボルビング払いの場合 利用1000円ごとに2ポイント ・キャッシュバック率（１か月間） 0〜29ポイント 0％ 30〜49ポイント 10％ 50〜99ポイント 15％ 100〜149ポイント 20％ 150〜199ポイント 30％ 200〜249ポイント 40％ 250ポイント以上 50％

　携帯電話の料金支払いにクレジットカードが使えるかどうかは通信キャリアによって異なることには注意してほしい。全国的にNTTドコモでは利用できないのは残念だ。ほかのキャリアは首都圏では利用可能だが，全国的には対応していないところもあるので，確認してほしい。

プロバイダの料金も安くなる

　携帯メールだけでなく，インターネットプロバイダに加入して，そのメールアドレスを使っている人は多いのではないだろうか。外出中は携帯メールで，オフィスや自宅ではパソコンでという使い方はもはや定番になりつつある。しかし，その分料金がかさんでくるのが悩めるところ。

　そんな人は，DCカードの「DCキャッシュバックサービス」を使って，プロバイダの料金もキャッシュバックしてしまおう。

　このサービスは，カードの毎月の支払金額に応じて，プロバイダー接続料金を最大60％キャッシュバックするというもの。

　このサービスも，K-Powerと同じくカード利用従料制。60％キャッシュバック対象となるのは，月々のカードの支払いが20万円以上からとなる。2万円以下の場合はキャッシュバックは発生しない。

　しかし少ないポイントに対する還元率は高く，例えばプロバイダ接続料金が3000円で，DCカードの月々の支払いが6万円だとすると，30％→900円のキャッシュバックとなる。

　事前に登録しておけば，複数プロバイダも対象となるので，モバイル用と自宅用でプロバイダを使い分けているユーザーにとっては，かなり大きな割引金額となるはずだ。

　今回紹介したカードサービス以外にも，さまざまなサービスが存在するので，上手に活用して，快適な携帯ライフを送ろう。

DCキャッシュサービス

年会費： 1250円から

1カ月の利用合計額1000円ごとに1ポイント 200ポイント以上 60％ 150〜199ポイント 50％ 100〜149ポイント 40％ 50〜99ポイント 30％ 30〜49ポイント 20％ 20〜29ポイント 10％ 19ポイント以下 0％

DCキャッシュバックサービス　加盟プロバイダ一（一部） @nifty AOL ASAHIネット BIGLOBE DION DTI IIJ4U InfoSphere KCOM OCN ダイヤルアクセス Panasonic Hi-Ho People ドリームネット ぷらら リムネット

[増田（Maskin）真樹，ITmedia]

関連リンク
日本信販
ミリオンカード
DCカード

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