ニュース
KDDI、約190万台の携帯電話をリサイクル活動で回収
KDDIは、不要となった携帯電話189万4833台を2008年度中に回収したことを発表した。回収された携帯電話は、素材ごとに分別され、資源としてリサイクルされる。
KDDIは4月22日、auショップやPiPitなどのキャリアショップを通じて189万4833台の携帯電話を2008年度中に回収したことを発表した。
携帯電話には貴金属やレアメタルなどが使われており、不要となった端末からこれらの資源を取り出すリサイクルの重要性が高まっている。KDDIも携帯電話の適正なリサイクルを行っており、店頭でキャリアやメーカーにかかわらず不要となった端末本体や充電器、バッテリーを回収している。
回収された携帯電話は、リサイクル工場で手作業によりプラスチック、基板、金属などに分解し、素材ごとに分別。基板は希少金属、電池はコバルトやニッケル、カドミウムといった資源へ約98%リサイクルしているという。
関連記事
- 携帯回収、顧客にボーナス 総務省要請「都市鉱山」確保図る
貴金属やレアメタルを多く含むことから、リサイクルの重要性が高まっている携帯電話。なかなか回収率が上がらないことから、総務省が通信キャリアに、特典を用意するなどの施策を求めていることが分かった。 - 携帯の中古ショップが拡大 「リユース」でリサイクル偏重に一石
不要になった携帯端末を買い取り、割安価格で販売する「携帯中古ショップ」が増えている。 - Motorola、ペットボトル再生利用のグリーンな携帯電話を発表
Motorolaの新携帯「MOTO W233 Renew」は、飲料水ペットボトルのプラスチックを再利用。しかも100%リサイクル可能だ。 - リサイクルでケータイを手放すのは「悲しい」 2割超に
アイシェアが、携帯電話のリサイクルに関する意識調査の結果を発表。6割が機種変更時に古い端末を持ち帰るといい、2割超が「端末を手放すのは悲しい」と回答している。 - ドコモ、みずほインベスターズ証券の店舗にケータイリサイクルBOXを設置
ドコモは12月24日から、みずほインベスターズ証券の首都圏6店舗に、使用済み携帯電話のリサイクル回収BOXを設置する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.