写真で解説する「Libero 003Z」(2/2 ページ)
ZTE製のAndorid 2.2搭載端末「Libero 003Z」は、3.5インチのワイドVGA液晶と500万画素カメラを搭載しつつ、重さを110グラムに抑えたコンパクトさが特徴。いわゆるグローバル仕様で国内固有のおサイフケータイなどは搭載しないが、エントリーモデルとして低価格で販売される予定だ。
ソフトバンク端末向けにローカライズされた機能としてS!メールアプリを搭載している。ほかの海外メーカー製Android端末と共通のアプリとなっており、絵文字も利用できる。Z003固有の機能としてはFMラジオ対応があり、ヘッドフォンケーブルをアンテナとして利用する。筆者の手持ちのヘッドフォンを接続したところ、クリアに受信できた。
カメラは500万画素のCMOSを搭載。シャッターキーを備えていないので、タッチでの操作が基本となる。設定はサイズや画質、色効果などが1列にまとめられており、指で手早くスクロールできるので操作性は悪くない。動画はVGA(640×480ピクセル)とQCIF(352×288ピクセル)サイズの撮影をサポートしている。
中国語表示の対応に合わせ中国語用の入力システムも用意している。説明員によれば、日本語入力用のiWnnは最新版で、展示機にはVer.2.0.1.jpが搭載されていた。縦画面、横画面毎、入力モードごとにQWERTYキーと10キーを使い分ける設定もサポート。フリック入力やマッシュルーム拡張にも対応している。
通話や、音楽、静止画、動画などのマルチメディア機能も標準的。Androidではアプリ同士の連携が可能なので、例えば標準のフォトビュワーからレタッチソフトを呼び出して加工したり、画像共有サイトにアップロードしたりといったことが簡単にできる。動画はMPEG4/AVCもサポートするが、BaseLineのみで対応コーデックの拡張はされていないようだ。
設定関係もAndroid標準で、展示機では「USBテザリング」「ポータブルWiFiアクセス」といったAndroid 2.2で追加されたテザリング関係の機能がそのまま搭載されていたが、これらは残念ながら販売時には削除される予定とのこと。また、Bleutoothではキーボードやマウスと接続できるHIDプロファイルには、現在のところ対応しない。
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