ワイヤレス充電「Qi」対応の防水Android――「AQUOS PHONE f SH-13C」:ドコモ スマートフォン
ワイヤレス充電規格「Qi」に準拠しており、充電器に接続することなく、専用の充電パッドに置くだけで簡単に充電ができるAndroidスマートフォンがシャープの「AQUOS PHONE f SH-13C」だ。防水・防塵性能も備える。
シャープがドコモ向けに開発した第2のAQUOS PHONE「AQUOS PHONE f SH-13C」は、薄型スクエアボディにIPX5/IPX7等級の防水性能とIP5Xの防塵性能を備えたAndroidスマートフォンだ。OSはAndroid 2.3を採用している。
最大の特徴はワイヤレス充電「Qi」をサポートする点。充電端子を開閉すると、防水性能を維持する際に問題になりやすいが、非接触充電であれば、端子カバーの閉め忘れなどの心配がない。ワイヤレス充電の規格はWPC(ワイヤレスパワーコンソーシアム)のQi(チー)に準拠しており、製品には専用の充電パッドを同梱する。SH-13Cと充電パッドの間に異物がある場合はそれを検出し、必要に応じて通電をコントロールする。
ボディは幅約60ミリ、高さ約119ミリと小ぶりで、厚さも約10.9ミリと薄型。ディスプレイは約3.7インチと、Androidスマートフォンにしては小さい部類に属するが、コンパクトで手に収まりやすいサイズを実現している。画面の解像度はQHD(540×960ピクセル)と高精細。液晶TV AQUOSで培った技術を応用した高画質エンジンを搭載するほか、のぞき見を防止する「カラーベールビュー」も備える。
カメラは8Mピクセルで、赤外線通信機能やおサイフケータイにも対応。IEEE802.11b/g/nのWi-Fi機能、Bluetooth、GPSなども備える。AQUOSのBlu-rayレコーダーなどと連携する「AQUOS連携」やDLNAにも対応しており、写真や映像コンテンツをさまざまなデバイスで楽しめる。通信速度は下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbpsとなっており、6月上旬に開始予定の高速通信が利用可能。テザリングもサポートした。
シャープ独自のユーザーインタフェース(UI)「TapFlow UI」を搭載しており、よく使うメニューほど大きく表示されるなど、より便利に使える工夫も凝らしている。
機種名 | AQUOS PHONE f SH-13C |
---|---|
OS | Android 2.3 |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約60×119×10.9ミリ |
重さ | 約130グラム |
連続通話時間 | 3G:約280分/GSM:約310分 |
連続待受時間 | 3G:約430時間/GSM:約300時間 |
アウトカメラ | 有効800万画素CMOS AF/顔認識、手ブレ補正対応 |
インカメラ | − |
外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
メインディスプレイ | 約3.7インチQHD(590×960ピクセル) NewモバイルASV液晶 1677万7216色 |
サブディスプレイ | − |
主な機能 | HSDPA(最大14Mbps)/HSUPA、GPS/海外GPS、Wi-Fi(802.11b/g/n)、Bluetooth、spモード、ドコモマーケット、WORLD WING(3G+GSM)、おサイフケータイ、赤外線通信 ほか |
ボディカラー | Pink、Black、White |
発売日 | 7月〜8月予定 |
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