ソフトバンクからも登場――3D液晶×ツインカメラ搭載の「AQUOS PHONE 006SH」
3D液晶やツインカメラ、QHDディスプレイを搭載した“AQUOS PHONE”が「006SH」として、ソフトバンクモバイルからも登場。OSはAndroid 2.3を搭載する。発売は6月上旬の予定。
ソフトバンクモバイルが5月18日、シャープ製のAndroid搭載スマートフォン「AQUOS PHONE 006SH」を発表。6月上旬以降に発売する。発売に先立ち、全国のソフトバンク携帯電話取扱店で5月20日から予約を受け付ける。
006SHは、Android 2.3を搭載したハイスペックなスマートフォン。800万画素CMOSのレンズを2つ利用できるツインカメラを備え、3Dの静止画や動画を手軽に撮影できる。3D写真はフルHDサイズ(1920×1080ピクセル)、3D動画はHDサイズ(1280×720ピクセル)まで撮影可能。31万画素のインカメラも搭載し、自分撮りはもちろん、ビデオ通話アプリ「Qik(クイック)」のソフトバンク版「Qik ビデオ for SoftBank」でビデオチャットを楽しめる。Qikは無線LAN経由で利用でき、Qikをインストールした他のスマートフォンとも通話可能だ。
ディスプレイは、高精細なQHD(960×540ピクセル)表示対応の4.2インチNewモバイルASV液晶を装備しており、3D撮影した写真や動画を見られる。また、「Ridge Racer Accelerated for 006SH」などの3Dゲームや、YouTubeにソフトバンクモバイルの「オススメ動画チャンネル」を用意した。プロセッサにはQualcommのSnapdragon「MSM8255」(1.4GHz)を採用しており、大容量の動画やゲームも快適に楽しめる。
AV機器との連携機能にもこだわった。液晶テレビAQUOSや、AQUOS ブルーレイと無線LAN接続することで、ホームネットワーク機能を利用できる。006SHで撮影した写真や、Blu-ray Discレコーダーで録画した番組などを共有できる。また、HDMI対応テレビなどと接続して写真や動画を出力することも可能だ。
気象庁が配信する緊急地震速報を、対象エリアの携帯電話へ配信する「緊急地震速報」もサポートしている。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、S!メール、デコレメールにも対応。シャープが開発したホームアプリもプリセット。「メールのやり取り」「インターネット」「初期設定」などのテーマが並び、ここから各種アプリを利用できる。
通信速度は下り最大14.4Mbps、上り最大5.76Mbps(利用地域によって異なる)。ROMは1.5Gバイト、RAMは512Mバイト。バッテリーの電圧と容量は3.7V、1240mAh。
機種名 | AQUOS PHONE 006SH |
---|---|
OS | Android 2.3 |
CPU | Qualcomm MSM8255 1.4GHz |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約64×130×13ミリ |
重さ | 約139グラム |
連続通話時間 | W-CDMA:約370分、GSM:約350分 |
連続待受時間 | W-CDMA:約450時間、GSM:約350時間 |
カメラ | 有効約800万画素CMOS(AF対応)×2 |
外部メモリ | microSDHC(4Gバイト同梱/最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.2インチQHD(540×960ピクセル)液晶 |
ボディカラー | プログレスレッド、ホワイト、ブラック |
主な機能 | ワンセグ、赤外線通信(IrDA)、Bluetooth(Ver.3.0)、おサイフケータイ、S!メール(MMS)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)、世界対応ケータイ、3Gハイスピード(下り最大14.4Mbps、上り最大5.76Mbps)、GPS、デコレメール、Flash、スマートセキュリティ、コミックライフ、ムービーライフ、緊急地震速報 |
発売時期 | 6月上旬以降 |
初出時に、カメラの画素数を「800万画素CCD」と明記していましたが、正しくは「800万画素CMOS」です。お詫びして訂正いたします(5/20 14:08)。 |
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