写真で解説する「GALAPAGOS 003SH」(外観編)
ワンセグやおサイフケータイなど日本でお馴染みのサービスに対応し、3D液晶や9.6M CCDカメラを搭載してスペックにもこだわった「GALAPAGOS 003SH」。まずは外観の主な特徴を見ていこう。
シャープ製のAndroid 2.2搭載機「GALAPAGOS 003SH」は、3D対応のディスプレイや960万画素CCDカメラに加え、ワンセグやおサイフケータイなど日本で慣れ親しんだ機能を盛り込み、ソフトバンクのAndroid端末の中でもフラッグシップモデルに位置付けられる。発売は12月上旬以降を予定しており、11月12日から予約受け付けを開始する。
製品名に付けられた“GALAPAGOS”というペットネームは、日本のケータイを表現する際に使われる言葉「ガラパゴスケータイ(ガラケー)」に由来するもの。ガラケーという言い回しは、日本で独自の進化を遂げ、海外では普及することがなかったという意味で揶揄されることが多いが、003SHでは日本のサービスも積極的に取り入れるという、ポジティブな意味を込めた。発表会では孫正義社長も「Androidスマートフォンと日本のケータイが融合したモデルだ」と説明していた。
003SHに付けられたGALAPAGOSは、シャープが9月に発表した電子書籍リーダー「GALAPAGOS」と同じブランドに含まれる。製品名が少し紛らわしい感もあるが、端末には同じ「GP」ロゴがプリントされている。シャープの説明員によると、同社が12月に開始予定の電子書籍ストアは、GALAPAGOS向けに提供後、003SHでも利用可能になる見込み。003SHの発売も12月なので、GALAPAGOSと同じタイミングで提供されることが予想される。
003SHのボディサイズ/重さは約62(幅)×121(高さ)×12(厚さ)ミリ/約139グラムで、3D液晶を搭載しながら、au向け「IS03」の約63(幅)×121(高さ)×12.6(厚さ)ミリ/約138グラムとほぼ同じサイズと重さを実現している。IS03では画面下部のメモリ液晶に、ホーム、クリア、MENUキーなどを割り当てているが、003SHは物理キーとしてホーム、クリア、MENUキーを搭載している。
iPhone、GALAXY S、IS03などと比べるとボディはスクエアな形状となっており、正面から見た印象は、どちらかというとXperiaに近い。ディスプレイのサイズは約3.8インチのワイドVGA(480×800ピクセル)で、約3.5インチのIS03よりは大きいが、解像度はIS03のダブルVGA(480×960ピクセル)よりも低い。
日本のケータイらしく、マナーモード用の独立したキーを側面に配置し、長押しするだけでマナーモードのオンとオフを切り替えられる。3.5ミリのイヤフォンジャックやMicro USB端子を備えるほか、ストラップホールやHDMI端子もある。バッテリー容量は1390mAhで、IS03の1020mAhよりも大きい。
003SHの発売に合わせ、003SH用のバッテリーカバー「Limited Color」を数量限定で12月中旬以降にソフトバンクショップや量販店で販売する。価格は未定。男性向けと女性向けのデザインをそれぞれ5パターン用意し、本体のコーディネートを楽しめる。これらのカバーはSoftBank SELECTIONブランドのものではなく、シャープ純正のオプション品となる。バッテリーカバーごと交換するため、カメラの穴やFeliCaロゴもしっかり入っている。
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