スリムでファッショナブル、そんな「MOTOROLA RAZR」を“はさみ”で表現:切れるほど薄い?
モトローラのAndroidスマートフォン「MOTOROLA RAZR IS12M」が発売された。これを記念するイベントでは、はさみ1本でTシャツをドレスに変えるという、驚きのパフォーマンスが披露された。
モトローラ・モビリティ・ジャパンは3月2日、KDDIのauスマートフォン「MOTOROLA RAZR IS12M」の発売イベントを開催した。会場にはファッションモデルの道端アンジェリカさんと俳優の敦史さんも登場し、シャープな“RAZR”の世界観を感じさせるパフォーマンスが披露された。
MOTOROLA RAZR IS12Mは、モトローラ・モビリティが国内に投入する2台目のAndroidスマートフォン。最薄部7.1ミリというスリムなボディには、鋼鉄と比べて5倍の強度(同じ重さの場合)を持つというKEVRAファイバーを採用。薄くても衝撃に強く、また軽量化も図られている。メインディスプレイには4.3インチのQHD(540×960ピクセル)表示の有機ELを搭載し、表面にはキズの付きにくいゴリラガラスを採用した。防水仕様ではないが、撥水加工が施されており、多少の水しぶきがかかる程度なら、動作に支障は出ないという。
プロセッサには1.2GHz駆動のデュアルコアプロセッサを搭載。auのWiMAXとWIN HIGH-SPEEDには対応しないが、CDMAとGSM、UMTS、GPRSと、海外ローミング(グローバルパスポート)の対応エリアを充実。ボディカラーは、シャドーブラックとグレイシアホワイトの2色を用意する。
モトローラ・モビリティ・ジャパン代表取締役社長の鈴木寛氏は、「ケータイは単なるコミュニケーションの道具ではない。スマートフォンも例外ではなく、先進的なだけではなく、美しく愛着が持てる存在でなければならない――と我々は考えている。MOTOROLA RAZRは、革新的な素材を使うことで、驚くほど軽く、薄く、美しいパッケージを実現した。その中には、最高のパフォーマンスとパワーと詰め込んでいる」と製品への自信を見せた。そのMOTOROLA RAZRは、“スリムなのにハード”“スリムなのにパワフル”“スリムなのにクレバー”の3つのキーワードをもとに開発されたという。
「MOTOROLA RAZRは厚さが7.1ミリと薄くまた軽い。これは、KEVRAファイバーという、同じ重さの鋼鉄よりも強度がある素材を用いることで、可能になった。タッチパネルにはバックライトが不要で薄くできる有機ELを採用し、表面にはゴリラガラスを採用。外部・内部ともナノテクノロジーを使った撥水加工をし、ちょったした水がかかっても問題ない。これが“ハード”な面だ」(鈴木氏)
“パワフル”な面では、高速な処理速度などスペック面の充実が挙げられる。「CPUには1.2GHzのデュアルコアプロセッサを搭載し、PCに匹敵するパフォーマンスを持つ、また大容量(1780mAh)のバッテリーで1日中使うことができる」(鈴木氏)
そして“クレバー”とは、主にUIなど独自のソフトウェアやクラウドサービスに対応すること。「MOTOROLA RAZRには、自分なりのルールをスマートフォンに設定できる『smart action』を搭載した。例えば自宅ではWi-Fiをオフにする、オフィスではマナーモードにする、またミーティング中の着信は自動で留守電を設定するなどが可能だ。そのほか、パーソナルクラウドを構成する『MOTOCAST』、前モデルのMOTOROLA PHOTONでも好評だった『Wettop』も搭載した。HDステーションを使ってHDMIテレビにつなぐと、PCのように使っていただける」(鈴木氏)と、ほかにはない賢い機能もMOTOROLA RAZRの特徴の1つだ。
MOTOROLA RAZRのブランドイメージを“はさみ”で表現?
そんなMOTOROLA RAZRが持つブランドイメージを表現――と題してステージで始まったのが、ファッションデザイナーのアダム・サークス(Adam Saaks)さんによるライブパフォーマンス。サークスさんは、ハサミを使ってTシャツをドレスに変えるという特技の持ち主で、これまでにも、マライア・キャリーやブリトニー・スピアーズ、ヒルトン姉妹といったハリウッドセレブたちと仕事をしてきた。これまでに2度来日しているが、東京でのパフォーマンスは今回が初めてだという。
サークスさんがBGMに合わせて道端さんと敦史さんの着ているTシャツにはさみを入れていくと、ものの数分で2人のTシャツがファッション性の高い衣装へと生まれ変わった。パフォーマンスを終えたサークスさんは、「MOTOROLA RAZRの持つイメージを考えながら、ショーに挑んだ。スリムなのにハード、スリムなのにパワフル、スリムなのにクレバーという特徴が皆さんに伝わるとうれしい」とコメントした。
まさに身をもってステージに挑んだ敦史さんは、「まさか服を切られるとは思いませんでしたけど、なんとも言えない不思議な感覚。(衣装を)モトローラらしく、セクシーに仕上げてもらいました」と満足げ。また道端さんも、「すごい興奮しました。初めは『怖いのかな』と思ってましたけど、彼に身を託したら自分の体のラインに合わせてくれて。とても楽しかったです」と笑顔を見せた。
2人はMOTOROLA RAZRについて、「すごくスタイリッシュでかっこいい。ファッションの1つとして持てると思う。あとレスポンスがすごく速くて、びっくりしました」(敦史さん)、「スマートフォンには、プライベートだけじゃなく仕事でも使える機能があるとうれしい。(MOTOROLA RAZRは)起動とか、動きが速くてすごい」と、スマホのパフォーマンスにも驚きを見せていた。
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