XperiaがついにLTE対応、復活のarcボディにFeliCaも搭載――「Xperia GX SO-04D」:NEXTシリーズ
5月上旬にソニーモバイルから発表された「Xperia GX」がドコモから7月に発売される。日本向けXperiaでは初めてLTEに対応し、Xperia arcで好評だったアークボディも復活。おサイフケータイも利用できる。
ソニーモバイルコミュニケーションズの新型Xperiaが、7月にNTTドコモから発売される。「Xperia GX SO-04D」は、日本向けXperiaとして初めてLTEを搭載しており、下り最大75MbpsのXiやWi-Fiテザリングを利用できる。チップセットはQualcommの第4世代Snapdragon「MSM8960」(1.5GHzデュアルコア)を装備。おサイフケータイにも対応し、より日本のユーザーが利用しやすいハイスペックな1台に仕上がっている。商品名の「GX」は「Great Experience」を意味する。OSは最新のAndroid 4.0を搭載。
2011年3月に発売した「Xperia arc SO-01C」の裏側が反り返ったアーク形状を継承して最薄部約8.6ミリのボディを実現。重さは約127グラムに抑え、ボディの持ちやすさにもこだわった。ボディカラーはパール感のあるホワイトと、深い青みのあるブラックをラインアップ。ディスプレイパネルには光沢素材、背面はマットな素材を用いている。ディスプレイは約4.6インチのHD(720×1280ピクセル)液晶を装備し、光の乱反射を軽減する「クリアブラックパネル」と、コントラストを向上させ輪郭を強調する「モバイルブラビアエンジン」を搭載。ソニーの裏面照射型CMOSセンサーを備えるカメラは画素数が約1310万に向上し、F値2.4の明るいレンズで撮影が可能。
独自のアルバム、ムービー、ミュージックプレーヤーアプリを採用しているのも特徴の1つ。アルバムアプリではピンチ操作でサムネイル自体を拡大/縮小したり、撮影場所を地図上に表示したりできる。ムービーアプリでは再生中の動画に登場する有名人の情報や出演作などを調べられる。ミュージックプレーヤーでは、再生中の楽曲に合わせて画面のデザインを変えるビジュアライザーや、Facebookの友達が勧める楽曲一覧を自動で生成する機能も楽しめる。外部連携にも注力し、Xperia GXを置いた卓上ホルダ(別売)からHDMIケーブルで対応テレビに接続すると、Xperia GXの画面がテレビに出力され専用UI「TV launcher」で操作できる。MHL対応ケーブルをXperia GXのMicro USB端子に接続して、HDMI対応機器へ出力することも可能だ。BluetoothはHIDプロファイルにも対応し、ワイヤレスキーボードやマウスでXperia GXを操作できる。日本語入力システム「POBox Touch 5.1」では変換候補の表示数を変更可能になり、手書き入力やオンライン辞書も利用できる。
機種名 | Xperia GX SO-04D |
---|---|
OS | Android 4.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon MSM8960(1.5GHzデュアルコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約69×131×10.5ミリ |
重さ | 約127グラム |
連続通話時間 | 3G:約390分、GSM:約370分 |
連続待受時間 | 3G:360時間、LTE:未定、GSM:約360時間 |
バッテリー容量 | 1700mAh |
メインカメラ | 有効約1310万画素CMOS |
インカメラ | 有効約130万画素CMOS |
メモリ | ROM:16Gバイト、RAM:1Gバイト |
外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.6インチHD(720×1280ピクセル)TFT液晶1677万色表示 |
ボディカラー | Black、White |
主なサービス・機能 | Xi、FOMAハイスピード(下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbps)、WORLD WING(3G+GSM)、おサイフケータイ、Wi-Fi、テザリング、エリアメール、ドコモminiUIMカード、GPS、Bluetooth、DLNA/DTCP-IP、spモード、dマーケット、docomo Palette UI、スマートフォンあんしん遠隔サポート ほか |
発売日 | 7月予定 |
関連キーワード
Xperia | Xperia GX | LTE(Long Term Evolution) | Xperia arc SO-01C | ソニー | ソニーモバイルコミュニケーションズ | アルバム | 裏面照射型CMOS | HDMI | おサイフケータイ | Xperia arc | Android 4.0 | チップセット | CMOS | 卓上ホルダ | デュアルコア | 日本語入力 | モバイルBRAVIAエンジン | NEXTシリーズ | POBox Touch | QUALCOMM(クアルコム) | Snapdragon | テザリング | ユーザーインタフェース | Wi-Fi | ワイヤレスキーボード | Xi(クロッシィ)
関連記事
- 2012年夏以降に日本投入:ソニーモバイル、LTE対応スマートフォン「Xperia GX」「Xperia SX」を発表
日本では「Xperia NX」と「Xperia acro HD」が発売されて間もないが、早くも新型のXperiaがソニーモバイルから発表された。アーク形状を採用したLTEスマホ「Xperia GX」と、小型ボディに日本向けサービスを詰め込んだLTEスマホ「Xperia SX」が夏以降に発売される。 - Mobile World Congress 2012:「スマートフォンを越えた体験をお届けする」――新生Sony Mobileが目指すもの
ソニーの100%傘下になり、Sony Ericssonは「Sony Mobile Communications」として新たな船出をすることになった。Xperia S/P/Uも発表し、ソニーグループの端末やサービスとの連携も深めていく。新生Sony Mobileの戦略をSony Mobileの大澤氏に聞いた。 - 開発陣に聞く「Xperia NX SO-02D」:他社が真似しても2年かかる――“透明に見せる”技術をデザインに融合させた「Xperia NX」
「他社がまったく同じことをやろうとしたら、2年かかる」――Xperia NXの顔ともいえる透明素材「Floating Prism」には、ソニーモバイルの高度な技術が凝縮されている。NXのデザインでこだわった点を中心に開発陣に話を聞いた。 - Sony Mobile、フローティングタッチ搭載「Xperia sola」を発表
Xperia solaは画面に触れずに操作できるフローティングタッチ機能搭載の3.7インチディスプレイのAndroid端末。発売は第2四半期で、夏にはAndroid 4.0にアップデートされる。 - Mobile World Congress 2012:Xperia Sにない新しさとは――Sony Mobileブースで「Xperia P/U」に触れた
MWCのSony Mobileブースでは、新たに発表された「Xperia P」と「Xperia U」が主に展示されていた。スペックの高さはXperia Sに譲るが、SにはないPとUならではの魅力を感じられる。2モデルの特徴や2012年のテーマなどを聞いた。 - Mobile World Congress 2012:「モバイルはソニー再構築において重要」――ソニー次期CEOの平井一夫氏
Mobile World Congress 2012開幕前夜、バルセロナで開催されたSony Mobile Communicatonsのプレス向け発表会に、ソニーの次期社長兼CEO、平井一夫氏が登壇。1つのソニーを目指す「One Sony」戦略と、モバイル端末の重要性を語った。 - Mobile World Congress 2012:Sony Mobile、「Xperia P」「Xperia U」で新世代Xperia拡充
バルセロナで開催されるMobile World Congress 2012に先立ち、Sony Mobile Communicatonsが2月26日、プレスイベントを開催。Xperiaシリーズの最新Androidスマートフォン「Xperia P」と「Xperia U」を発表した。 - Sony Mobile Communications、「Xperia P」と「Xperia U」を発表
ソニーの100%子会社となったSony Mobile Communications(旧Sony Ericsson)が、2月24日に日本でも発売された「Xperia S(日本ではXperia NX)」の下位モデル2機種を発表した。 - 写真と動画で解説する「Xperia NX SO-02D」「Xperia acro HD SO-03D」
ディスプレイ、CPU、カメラ、UIなど従来のXperiaシリーズから大幅な進化を果たした「Xperia NX」と「Xperia acro HD」。外観からソフトウェアまで、その主な見どころをチェックした。 - 防水仕様のデュアルコアCPU端末、高速起動の12メガカメラ搭載――「Xperia acro HD IS12S」
auのソニエリ端末「Xperia acro HD IS12S」は、防水仕様のデュアルコアCPUモデル。撮りたいシーンを逃さない高速起動の12メガカメラを搭載した。 - 1.5GHzデュアルコアCPU+4.3インチHD液晶搭載の「Xperia NX SO-02D」――ドコモが2月に発売
ソニー・エリクソンのXperiaシリーズ新モデル「Xperia NX」が発表された。透明素材を用いた“Floating Prism”デザインに、1.5GHzデュアルコアCPU、4.3インチHD液晶、1210万画素カメラなど高いスペックを盛り込んだ。 - 3月にドコモから発売予定:ソニー・エリクソン、防水ボディにHDタッチパネル搭載の「Xperia acro HD」発表
ソニー・エリクソンは、HD表示の4.3インチタッチパネルを搭載したAndroidスマートフォン「Xperia acro HD」を発表した。ボディは防水で、1.5GHz駆動のデュアルコアプロセッサや大容量バッテリーも備える。 - ソニエリ、LTE対応の「Xperia ion」発表
「Xperia ion」はAndroid 2.3、1.5GHzデュアルコアプロセッサ、4.6インチHDディスプレイを搭載する。 - arc/acroとの違いは? 価格は?:写真で解説する「Xperia ray SO-03C」(外観編)
幅53ミリの小型ボディが目を引く、ソニー・エリクソン製のAndroid搭載スマートフォン「Xperia ray SO-03C」。ボディサイズ以外に、外観はどのような特徴を持っているのだろうか。arc/acroとの違いも踏まえて調べた。 - 「Sakura Pink」もチェック:写真で解説する「Xperia arc SO-01C」
「Xperia SO-01B」の後継モデルとして登場する、ドコモのスマートフォン「Xperia arc SO-01C」は、持ちやすい薄型ボディに最先端の機能を詰め込んだモデル。日本向けには「Sakura Pink」も投入し、女性ユーザーにも訴求する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.