写真と動画で解説する「G'zOne TYPE-L CAL21」:IS11CAから“ここ”が変わった(3/3 ページ)
「G'zOne TYPE-L」は、KDDIが2000年から販売している防水防塵に加え耐衝撃性能を持った「G'zOne」シリーズの最新モデル。LTE対応となり、その高速通信を生かしたユーザー専用のクラウドサービス連携機能が目玉となっている。
G'zGEARもLIVE Gと連携してさらに使いやすく
G'zGEARでは、追加された気圧データをLIVE Gに自動的にアップロードする設定もある(設定によってオン/オフが可能)。各ユーザーがアップした気圧データのほか、気象情報サービスのウェザーニューズ社の天気図と気圧情報を合わせて地図上に表示できる「PRESSURE CHARTモード」がG'zGEARに追加されている。また、これまで端末内にデータを持ってた温度計「THRMOMETER」と潮位計「TIDES」も、それぞれウェザーニューズ社のデータと連携したLIVE Gからデータを取る方式に改められている。
このLIVE Gのようなクラウドサービスと密接に連携するようになったのは、やはりLTE対応になったことも影響しているのだろう。G'zGEARの全国の気温や潮位といったパラメーターも、これまでは端末内のデータを使っていたが、G'zOne TYPE-LではLIVE G連携で都度サーバに読みに行って、ウェザーニューズ社の情報を参照するようだ。また、現在はアクティビティログと気圧情報の共有のみの機能だが、「スタートしてからの使い勝手やユーザーからの要望に応じて、機能をアップデートしたり追加したりしていくことも可能(説明員)」だという。
Bluetooth 4.0対応で「G-SHOCK」との連携も可能に
既に発売中のG-SHOCK「GB-6900」と、11月に発売される予定の「GB-6900AA」「GB-5600AA」が対応。これまで円形の6900シリーズのみの対応であったが、G-SHOCKオリジナルの角型である5600シリーズも追加された
G'zOne TYPE-LではBluetoothがBluetooth low energy technologyに対応したv4.0になった。これによりカシオ計算機のタフネス腕時計「G-SHOCK」の対応機種と連携して、音声着信やメール着信を腕時計が知らせてくれる機能が使えるようになった。また、G'zOne TYPE-Lが感知した気圧変化を腕時計で知らせることも可能。腕時計からG'zOne TYPE-Lを鳴らして見付けることや、腕時計とG'zOne TYPE-Lが離れると自動的にアラームが鳴る、さらにはG'zOne TYPE-LのGPSで得た高い精度の時刻情報をもとに腕時計の時刻補正をする、といった機能も搭載。これらは、すでにBluetooth 4.0を搭載した2012夏モデルのMEDIASシリーズで実現していたものだが、ようやく本家のG'zOne に搭載された形だ。
スマートフォンとしての機能は、おサイフケータイ、赤外線通信に対応するほか、IS11CAではなかったワンセグを新たに搭載。Wi-Fiテザリングは最大10台の接続が可能だ。このほか、カメラアプリで撮影する際にシャッターボタンをフリックすることで直接SNSやメールアプリに飛べる「SNSシェア」機能や、歩行中に音声・メール着信があり、気付かなかったときに、停止すると再びバイブで通知してくれる「受信リマインダー」、細かな節電設定ができる「ecoモード」といった、2012年冬モデルのNECカシオモバイルコミュニケーションズ製端末と共通の新機能も搭載している。
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