Xperia Z/Xperia Tablet Zの注目機能を紹介――ソニーブース:Mobile World Congress 2013
グローバルでXperia Tablet Zを発表したソニーのブースでは、Xperia Zの高密度なディスプレイやHDR動画撮影のデモ、ソニーのスピーカーにNFCで接続して簡単に音楽再生できる様子などが紹介されている。
「Xperia Tablet Z」のグローバル展開と、日本でのWi-Fi版リリースを発表したソニーのブースでは、そのXperia Tablet Zと、日本で発売中のスマートフォン「Xperia Z」が展示されていた。搭載技術を紹介する体験型展示のほかに、関連するアクセサリーやNFC対応機器も数多く並び、Xperia Tablet ZとXperia Zで広がる世界観を伝えていた。
ソニーのブースには、大きく4つの展示コーナーが設けられていた。1つはXperia Tablet ZとXperia Zに搭載されている、各種技術を紹介するコーナー。接写可能な拡大スコープを使って、Xperia ZのフルHDディスプレイの高精細さ体感できる展示をはじめ、「モバイルブラビアエンジン2」の効果を紹介するデモ、クリアブラックパネルの仕組みを紹介する立体展示などが用意されていた。
体験コーナーの一角には「Exmor RS for mobile」によるHDRムービー撮影体験のため、あえてコントラストの強いシーンを作った部屋も用意されていた。窓の外は明るいが屋内は暗く、外の明るさに合わせると屋内の小物が真っ黒に、逆に屋内に合わせると窓の外が白飛びしてしまう。ムービーカメラでHDRをオンにすると、窓の外の白飛びを抑えつつ、屋内の小物もしっかりと認識できる明るさで撮影が可能になる仕組みだ。
ワンタッチで音楽をスピーカーで再生できるNFC機能
すでに発売中の球形スピーカー「SRS-BTV」では、NFCの入ったスピーカー上部にXperia Z/Xperia Tablet Zをかざして、Bluetoothのペアリングを実行。端末内の音楽をすぐに出力できる
ブースの最も広いスペースを占めていたのは、「One-touch listening」の体験コーナーだ。One-touch listeningとは、Xperia Z/Xperia Tablet Zと、NFCを搭載したソニー製スピーカーなどの機器とを、文字通りワンタッチで接続させ、楽曲の出力やコントロール、データの送受信などをできるようにするもの。端末本体もあわせて、ソニーではすでに35種類以上のNFC対応機器を展開しているという。
ブースには国内の発表会などにも出展されていた、球形スピーカー「SRS-BTV」のほか、海外向けのユニークなオーディオ製品も展示されており、ワンタッチでつながる便利さを体験できるようになっていた。
残る2つのコーナーでは、Xperia Z/Xperia Tablet Z向けのアクセサリーと、プリインストールアプリが紹介されていた。ソニーではアクセリーメーカーに積極的に働きかけるなどして、アクセサリーの充実を図っている。その効果もあってか、CESでの発表からまだ2か月足らずにもかかわらず、すでに多くのXperia Z/Xperia Tablet Z向けに、サードパーティ製アクセサリーが登場。ブースではそれらをショーケースに並べて展示していた。
なお、ブースの入り口には縦長の巨大ディスプレイが設置されているが、実はコレ、Xperia Zを196個並べたもの。映像を切り分けて同時に表示させているのだという。多くの人が足を止めて、この不思議なディスプレイに見入っていたのが印象的だった。
関連キーワード
Xperia | Xperia Z | Xperia Tablet Z | 写真 | NFC(Near Field Communication) | ソニー | スピーカー | テレビ | カメラ | Bluetooth | CES | フルHD | iPhone | マクロ撮影 | モバイルBRAVIAエンジン | Mobile World Congress | Bluetoothヘッドセット | エレコム | ヘッドセット | iPhone 5 | LED | 顕微鏡 | スワロフスキー | 防水 | Wi-Fi
関連記事
- 特集:Mobile World Congress 2013
- Mobile World Congress 2013:Xperia Tablet Zの世界展開とWi-Fi版の提供を発表――ソニーモバイル
ソニーモバイルコミュニケーションズが2月25日(現地時間)、プレスカンファレンスで「Xperia Tablet Z」の2013年第2四半期での世界市場への投入を発表。Mobile World Congress 2013のブースでは、Xperia ZとXperia Tablet Zを強くアピールした。 - 純正アクセサリも同時発売:ソニー、「Xperia Tablet Z」のWi-Fiモデルを4月13日発売
ソニーは10.1型Androidタブレット「Xperia Tablet Z」のWi-Fiモデルを4月13日に発売する。先に発表されたドコモ販売モデル「SO-03E」からLTE/3G機能などを省いた製品だ。 - KDDI、「Xperia Z」ベースの新機種を投入予定
バルセロナで開催されているMobile World Congress 2013で、KDDIの取締役執行役員専務、石川雄三氏が「Xperia Z」ベースの新機種の発売を今夏に予定していることを明らかにした。 - NEXTシリーズ:最先端のスペックを厚さ7.9ミリのガラスボディに凝縮――「Xperia Z SO-02E」
Xperia Zがドコモから登場する。5インチのフルHDディスプレイ、クアッドコアCPU、2330mAhバッテリー、NFCや防水対応など最先端のスペックを備えながら、厚さは7.9ミリに抑えられている。背面にガラスを用いた美しいデザインも目を引く。 - ドコモ タブレット:500グラムを切る10.1インチ防水タブレット「Xperia Tablet Z SO-03E」
「Xperia Tablet Z」は、Androidスマートフォン「Xperia Z」とデザインのテイストを合わせた10.1インチディスプレイのAndroidタブレット。厚さは6.9ミリととても薄く、10.1インチクラスのタブレットながら重さは495グラムととても軽い。 - 2013 International CES:ソニーブースで「Xperia Z」をじっくり触ってきた――写真と動画でチェック
今回のCESで発表されたスマートフォンの新機種の中でも特に注目度の高いモデルが、Sony Mobileの「Xperia Z」だろう。デザイン、持ち心地、ユーザーインタフェース、カメラなどの見どころをお伝えしよう。 - 2013 International CES:写真と動画を“集約保存”――ソニーのNFC搭載NAS「Personal Content Station」
ソニーが提供しているNFCの「ワンタッチ機能」では、音楽をスピーカーやヘッドフォンに出力する用途と、それに対応した製品が多いが、NFC搭載のNASも新たに発表。写真や動画を手軽にバックアップしたり共有したりできる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.