Apple、米スマートフォン市場のメーカー別シェアでトップを維持──comScore調べ:調査リポート
comScoreの米スマートフォン市場調査によると、メーカー別首位のAppleが2位のSamsungとの差を前回調査より2.9ポイント広げた。
米comScoreは4月4日、2012年11月〜2013年2月の米スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。昨年9月に「iPhone 5」を発売した米Appleがメーカー別シェアでのトップを維持し、OS別でもシェアを伸ばした。
端末メーカー別では、Appleが前回の調査(2011年8月〜10月)段階より3.9ポイントシェアを伸ばし、38.9%のシェアで首位を維持。2位はシェアを1.0ポイント伸ばした韓国Samsung Electronics(21.3%)で、以下、HTC(9.3%)、Motorola Mobility(8.4%)、LG(6.8%)と続く。上位5社中、前四半期からシェアが増加したのはAppleとSamsungのみで、2極集中を改めて裏付けた格好だ。
Samsungは4月末に次期フラッグシップ端末「GALAXY S 4」を発売する予定だ。Appleの次期iPhoneは6月末に発表されるとみられている。
OS別の上位5社の順位は前回と同じだが、首位のAndroidがシェアを2ポイント落とし、2位のAppleは3.9ポイント伸ばした。3位のBlackBerryは1.9ポイント減、4位のMicrosoftは0.2ポイント増だった。
全携帯電話ユーザーに占めるスマートフォンユーザーの割合は前回より5.1ポイント増の57%。端末台数は1億3370万台だった。
この調査は、13歳以上の米国在住者3万人以上をサンプルとしたオンライン調査のデータを元に、メーカー、OS、モバイル端末の利用用途などを調べたもの。
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