Huawei、SIMロックフリー端末を日本に投入 第1弾「Ascend G6」は6月下旬以降に発売:IIJやU-NEXTも取扱開始
ファーウェイ・ジャパンが、海外で発売されているSIMロックフリーのスマートフォンやタブレット、ウェアラブル端末を日本に導入する。第1弾として、スリムなLTEスマートフォン「Ascend G6」をMVNOに供給する。
ファーウェイ・ジャパンは5月30日、Huaweiがグローバルで展開しているSIMロックフリースマートフォンやタブレットを、6月下旬から順次、日本市場に導入することを発表した。
日本での発売を予定している端末は、スマートフォンが「Ascend G6」「Ascend P7」、タブレットが「MediaPad X1」「MediaPad M1」「MediaPad 7 Youth2」。あわせて、ウェアラブル端末の「TalkBand B1」も投入する。
ミドルクラスのLTEスマートフォン「Ascend G6」
第1弾としてAscend G6を6月下旬以降に投入し、インターネットイニシアティブ(IIJ)、エディオン、ダイワボウ情報システム、ノジマ、U-NEXTで取り扱う予定。IIJが扱う端末は、ビックカメラグループで販売される。希望小売価格は2万9800円(税別)。
Ascend G6は、コストパフォーマンスを重視したという、厚さ7.85ミリのスリムなLTEスマートフォン。2014年2月のMobile World Congressで発表され、欧州、中国、東南アジア、アフリカなど世界20カ国以上で発売された。OSはAndroid 4.3を採用し、ボディカラーはホワイトとブラックを用意する。
ネットワークはLTEが2.1GHz/1.7GHz帯、W-CDMAが2.1GHz/800MHz帯をサポートしており、ドコモネットワーク対応のSIMを挿入して通信ができる。通信速度は下り最大150Mbps/上り最大50Mbps。ディスプレイは約4.5型のQHD(540×960ピクセル)TFT液晶を搭載する。プロセッサーはQualcommのMSM8926(1.2GHzクアッドコア)、内蔵ストレージは8Gバイト、システムメモリは1Gバイトとなっている。バッテリー容量は2000mAhだ。
約500万画素という高解像度なインカメラには、広角88度、F2.4のプラスチック4枚レンズを採用しており、家族や友人など複数人を撮影するのに適している。肌年齢を補正できる「ビューティーモード」や、約10秒の音声を記録できる「音声写真」、音声で動作するシャッター、自動シーン認識などの機能もインカメラに盛り込んだ。約800万画素のアウトカメラには、ソニーのCMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用。F値は2.0で、暗い室内でも明るく撮影できるほか、最大4センチまでのマクロ撮影が可能だ。
Huawei独自の「Emotion UI」を搭載。アプリ専用の一覧はなく、1つのホーム画面にアプリやウィジェットを自由に配置してカスタマイズできる。シンプルなレイアウトと大きなアイコンで簡単に操作できる「SIMPLE UI」も用意した。
ハイエンドな薄型スマホ「Ascend P7」やタブレットも発売予定
今後は、以下のSIMロックフリー製品を投入してラインアップを拡充していく予定だ。
Ascend P7は、厚さ6.5ミリに5型のフルHD(1080×1920ピクセル)ディスプレイを搭載したハイエンドなLTEスマートフォン。800万画素のインカメラではHD動画やパノラマ撮影もできる。プロセッサーはHisiliconの「Kirin 910T」(1.8GHzクアッドコア)を備え、バッテリー容量は2500mAh。希望小売価格は4万9800円(税別)の予定。発売は2014年秋を予定している。
MediaPad X1は、重さ239グラム、幅103.9ミリという軽くてスレンダーなボディが特徴の7型(1200×1920ピクセル)タブレット。LTEに対応して通話も可能だ。5000mAhバッテリー、有効約1300万画素CMOSカメラを搭載する。希望小売価格は3万9800円(税別)。
MediaPad M1は、X1よりも大きな8型(800×1280ピクセル)液晶を搭載し、スペックをやや抑えたタブレット。希望小売価格はLTE版が2万9800円(税別)、Wi-Fi版が2万6800円(税別)。
- →Huawei、“世界最軽量”をうたう7インチタブレット「MediaPad X1」発表 日本でも発売へ
- →Huawei、“iPad miniとNexus 7を超える”という「MediaPad X1」を発表
7型のWi-FiタブレットMediaPad 7 Youth2の希望小売価格は1万9800円。
TalkBand B1は、AndroidとiOS端末と連携して通話をしたり、歩数・歩行距離・消費カロリーなどを記録したりできるウェアラブル端末。NFC経由でBluetoothのペアリングができ、取り外し可能なイヤパッドを使ってBluetoothによるハンズフリー通話ができる。ディスプレイは1.4型のフレキシブル有機ELを搭載する。PCのUSBポートに直接つないで充電やデータの同期ができるのも特徴だ。希望小売価格は1万3800円(税別)の予定。
タブレットとTalkBand B1の発売は7〜8月を予定している。
関連キーワード
華為技術(Huawei) | LTE(Long Term Evolution) | スマートフォン | Ascend G6 4G | MediaPad | Ascend P7 | IIJ | MediaPad X1 | SIMロックフリー | TalkBand | Bluetooth | ダイワボウ情報システム | MediaPad M1 | U-NEXT | ウェアラブル | Mobile World Congress | ビックカメラ | MVNO | ノジマ | NTTドコモ | QUALCOMM(クアルコム) | スマートウォッチ
関連記事
- Huawei、厚さ6.5ミリで5インチ液晶のハイエンド機「Ascend P7」発表 LTE対応
高画素カメラがウリだった薄型Android端末「Ascend P6」の後継モデルは、メインカメラ1300万画素、インカメラ800万画素とさらにパワーアップし、LTEにも対応した。 - Huawei、“世界最軽量”をうたう7インチタブレット「MediaPad X1」発表 日本でも発売へ
LTE対応で通話もできる7インチで239グラムのAndroidタブレット「MediaPad X1」が3月に日本でも発売される。 - Mobile World Congress 2014:Huawei、“iPad miniとNexus 7を超える”という「MediaPad X1」を発表
Huaweiは、2月23日(現地時間)にスペインのバルセロナで、タブレット「MediaPad X1」にリストバンドタイプのヘッドセット「TalkBand B1」などを発表した。 - Mobile World Congress 2014:Huawei、通話もできるスマートウォッチ「TalkBand B1」を発表 日本でも発売へ
Huaweiのスマートウォッチ「TalkBand B1」には取り外せるBluetoothイヤパッドが付属しており、フリーハンドで通話が可能。AndroidだけでなくiOS端末とも同期できる。 - Huawei、厚さ6.18ミリの世界最薄スマートフォン「Ascend P6」を発表
厚さわずか6.18ミリ、重さ120グラムを実現したHuaweiの最新スマートフォン「Ascend P6」が発表された。クアッドコアCPUや4.7インチHD液晶、そしてHuawei独自の「Emotion UI」や「Magic Touch」などを搭載する。 - Huawei、4G対応の6.1インチスマホ「Ascend Mate2 4G」を発表
Huaweiが、CESで4G通信に対応した6.1インチスマートフォン「Ascend Mate2 4G」を発表した。下り最大150MbpsのLTE通信をサポートするほか、4050mAhの大容量バッテリーを搭載する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.