写真で解説する「HTC J butterfly HTL23」(外観編):HTL21/HTL22とのスペック比較も
“butterfly”の前モデル「HTL21」から約1年8カ月ぶりの登場となる新しい「HTC J butterfly(HTL23)」。HTL21やHTL22からは何が変わったのか? 外観の見どころとスペックをチェックした。
KDDIとHTCが共同開発したスマートフォン「HTC J」シリーズの第4弾モデルとなる「HTC J butterfly HTL23」が、8月29日に発売される。前モデル「HTC J butterfly HTL21」からは約1年8カ月ぶり、「HTC J One HTL22」からは約1年1カ月ぶりの新作だ。装いも新たに登場した新butterflyの外観レビューをお届けしよう。
auオンラインショップでのHTL23の一括価格は新規契約と機種変更が7万3440円(税込)、MNPが「誰でも割」加入で5万7240円。実質負担額は新規契約と機種変更が2万7000円、MNP(誰でも割加入時)が1万800円となる。
ボディの背面はHTL21と同様にカーブを描いており、両側面は非常に薄くなっている。手のフィット感も抜群で、こうしたbutterflyデザインのDNAともいえる部分はしっかりと継承されている。カラーはルージュ、インディゴ、キャンバスの3色をラインアップ。従来のブラックの代わりに入った、ダークブルー系統のインディゴが真新しい。ルージュはHTL21のレッドと同系色だが、より深みのある色に進化している。陶磁器をイメージしたというキャンバス(ホワイト)は、マットで指紋が付きにくい。
ディスプレイ下のキー(戻る、ホーム、タスク)は、HTL21とHTL22ともにセンサーキーを採用していたが(HTL22はタスクキーはなし)、HTL23はオンスクリーンキーに変更され、表示領域が狭くなってしまったのは少々残念。ただしカメラやギャラリーなど、アプリやコンテンツによってはキーは表示されなくなる。
本体のサイズは約70×145×10ミリで、同じ5型のHTL21より1ミリ小さく、4.7型のHTL22より1ミリ太い。重量は約156グラムで、同じ樹脂のHTL21より16グラム重く、メタルボディのHTL22よりは1グラム軽い。WiMAX 2+に対応したほか、バッテリー容量が2700mAhに増量されたことが影響しているのだろう。これに伴って、連続通話時間や連続待受時間も2モデルから向上している。
本体上部に電源キーを備えているのはHTL21やHTL22と同様だが、HTL23ではロック画面をダブルタップするだけで画面が点灯する「Motion Launch」を採用しているので、使い勝手が向上している。IPX5/IPX7の防水性能をサポートしつつ、外部接続端子(Micro USB端子)のカバーは付いておらず、手軽に充電ができるのもうれしいポイントだ(HTL21ではキャップが取れやすいトラブルがあっただけに……)
外観でもう1つ注目したいのが、ブックタイプの専用ケース「HTL23 Dot View Case」(別売)。ケースを装着してカバーを閉じてからダブルタップをすると、時刻や壁紙がドットパターンで表示される。Dot View Caseを閉じると、ディスプレイ面のセンサーが反応して表示内容が自動で切り替わる仕組みだ。ほかに天気、新着メール、着信などの情報を表示させたり、着信履歴を表示してスワイプ操作で発信したりもできる。
「HTC Dot View」アプリを利用すれば、Dot View Case専用の壁紙を変更できるほか、ギャラリーに保存されている写真をドットパターンの壁紙にすることもできる。Dot View Caseはカラーはグレイ、ブルー、オレンジの3色を用意している。
過去のHTC Jシリーズと比べてスペック面で新しいのは、WiMAX 2+やキャリアアグリゲーション、(外部アンテナが必要だが)フルセグに対応したこと。JBLハイパフォーマンス インイヤー ヘッドフォンが付属しており、端末内蔵のサウンドプログラム「JBL LiveStage」と合わせて、臨場感のあるサウンドを楽しめるのもHTL23ならではの特徴だ。また、フロントステレオスピーカーは、HTC J Oneよりも25%音量がアップしており、スピーカーチャンバーも再設計しているという。
HTC J butterfly HTL23 | HTC J One HTL22 | HTC J butterfly HTL21 | |
---|---|---|---|
OS | Android 4.4 | Android 4.2(4.4へアップデート予定) | Android 4.1 |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約70×145×10ミリ | 約69×138×10.5ミリ | 約71×143×9.2ミリ |
重量 | 約156グラム | 約157グラム | 約140グラム |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon MSM8974AC/2.5GHzクアッドコア | Qualcomm Snapdragon APQ8064T/1.7GHzクアッドコア | Qualcomm Snapdragon APQ8064/1.5GHzクアッドコア |
ディスプレイ | 約5型フルHD液晶(1080×1920ピクセル) | 約4.7型フルHD液晶(1080×1920ピクセル) | 約5型フルHD液晶(1080×1920ピクセル) |
連続通話時間 | 約1010分 | 約820分 | 約750分 |
連続待受時間 | LTE/WiMAX 2+:約430時間、3G:約490時間 | LTE:約370時間、3G:約450時間 | LTE:約270時間、3G:約360時間 |
バッテリー容量 | 2700mAh | 2300mAh | 2020mAh |
メインカメラ | 有効約1300万画素CMOS | 有効約400万画素 | 有効約800万画素 |
インカメラ | 有効約500万画素CMOS | 有効約210万画素 | 有効約210万画素 |
ストレージ | 32Gバイト | 32Gバイト | 16Gバイト |
メインメモリ | 2Gバイト | 2Gバイト | 2Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大128Gバイト) | microSDXC(最大64Gバイト) | microSDHC(最大32Gバイト) |
防水 | ○(IPX5/IPX7) | − | ○(IPX5) |
ワンセグ | ○(外部アンテナ) | ○(外部アンテナ) | ○(アンテナ内蔵) |
フルセグ | ○(外部アンテナ) | − | − |
おサイフケータイ | ○ | ○ | ○ |
NFC | ○ | ○ | ○ |
4G LTE | ○(下り最大150Mbps) | ○(下り最大100Mbps) | ○(下り最大75Mbps) |
WiMAX 2+ | ○ | − | − |
キャリアアグリゲーション | ○ | − | − |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n | IEEE802.11 a/b/g/n |
Bluetooth | ver.4.0 | ver.4.0 | ver.4.0 |
赤外線通信 | ○ | ○ | ○ |
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