走るガジェット「Tesla」に乗ってます
テスラ車に乗るとはこういうことだ! アップデートに一喜一憂、GitHubから機能追加も(2/4 ページ)
日本はのけ者? Teslaのソフトウェアアップデート
その一方で、日本はのけ者にされてしまうアップデート内容もありとても残念です。エアコンを効かせた車内にペットを残し、短時間クルマを離れることができる「ドッグモード」において、愛犬家は悔しい思いをしています。ドッグモード自体は日本でも利用できるのですが、海外では、モバイルアプリからルームミラー上部のキャビンカメラを経由して、車内の愛犬の様子をスマホで遠隔地から確認することができます。
この他にもキャビンカメラを利用したZoomミーティング機能といったワクワクするような内容も日本ではパスされています。ちなみに、Zoomミーティング機能が有効になっても、私の2021年製のModel 3は、インフォテインメント系CPUがIntel製の「Atom」のため機能しないそうです。Zoomミーティング機能は、より強力なCPUであるAMD製「Ryzen」を搭載した22年以降のModel 3やModel Yで利用可能になると言われています。
ただ、このキャビンカメラにおいて、事実であれば、Teslaユーザーとして許し難い内容の報道がありました。ロイターが4月7日付けで配信した記事「Tesla workers shared sensitive images recorded by customer cars」によると、キャビンカメラで収集した映像や画像が、テスラ社内で息抜きのネタとして共有されていたというのです。
記事によるとAI学習用のラベル付けを担当するメンバーが、おもしろい画像を見つけたらそれを部署内のグループチャットで回し見して、楽しんでいたと報じています。中には、人に見られたくないような親密な光景、恥ずかしい場面や物体も含まれていたといいます。
テスラでは、個人情報保護に関する厳格なポリシーを採用していることを謳った上で、AIの学習用に映像や画像を収集しているのですが、事実であれば由々しき事態です。記事によると現在社内調査中とのことなので、早急な対応を望みます。
テスラに限らず、スマホなどでのクラウドの写真共有は、プラットフォーマー側がその気になれば、内容を閲覧できてしまうのは同じです。サービスを利用するユーザーにとって基本的に自衛する手段はありません。クラウドやAIが高度化した時代におけるプラットフォーマーとしてのガバナンスとコンプライアンスが問われる場面です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
走るガジェット「Tesla」に乗ってます
「iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。IT・ビジネス分野のライターである山崎潤一郎が、主にデジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でリポートします。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
陸自が「イオンモール熊本」内部をドローン撮影 防衛省が映像公開
-
2
PayPayアプリで熊本地震への寄付が可能に 最短3ステップ・1円から
-
3
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
4
TSMC熊本工場、段階的に通常操業へ 熊本の地震で一時中断、従業員の無事確認 台湾報道
-
5
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
6
熊本で非常時Wi-Fi「00000JAPAN」発動中 KDDIが無料開放、他社ユーザーも利用可
-
7
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
8
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
9
Anthropicのミュトス、暗号アルゴリズムの新たな攻撃法を発見――耐量子署名「HAWK」の強度を半減
-
10
“脳のゴミ”は鼻から捨てられていた? 老化で詰まる排出路、薬を鼻から投与で改善 韓国主導チーム研究
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR