「洋服の青山」初の空調ウェア、自腹レビュー “きちんと感”なのに涼しい、よく考えられたデザインに驚いた(3/5 ページ)

取材に行ってみた

 試用したのはお盆の前後で2回。いずれも天気は晴れで、都内の最高気温は32℃前後だった。ファン付きウェアで効果的に涼しさを感じられる気温は25~35℃といわれているので、ちょうどいい。

 ファン駆動時は前面ファスナーを閉じる必要があるため、やはり服は少し膨らむ。このため、基本的には移動中のみファンを駆動するという運用にした。

ファン駆動中。やはり少し膨らむが、そんなに目立たない

 外を歩いている時は、「弱」や「中」モードで十分。雑踏の中なら音も目立たない。ただし、坂道や駅の階段を上るような場面では「強」の存在がありがたかった。背中を通る風が汗ばんだ皮膚をどんどん冷やしてくれる。

バッテリーは残量表示あり。リモコンはボタンを押すたびにモードが変わるタイプ

 仕事場や出先に到着したら、扉を開ける前にファスナーを開けてファンの電源を切る。すると、少なくとも前から見る限りはただのカジュアルビジネスウェア。襟もあるし、一応は“きちんとした格好”に見えたと思う。

 もちろん背後から見れば大きなファンが目立つので、ファン付きウェアだということはバレバレだ。それが問題視されるような場所へ行く人にはお勧めできないが、筆者の場合はむしろ仕事先との会話の糸口になったりしてありがたい。

 ……と、内心ちょっと期待していたのだが、相手はしばらく時間が経ってからファンの存在に気づくためか、切り出すタイミングを見失ってスルーしてしまう傾向にあるようだ。こちらは常時ツッコミ待ちなのに。

 あえて知り合いの広報担当者に話をふってみると「ファンがあるなー、とは思ってました。あはは」と笑うくらいで、特に気にする様子はなし。まあ、誰もおっさんの服になんて興味ないよね、という客観的事実はともかく、ビジネスシーンに溶け込むように作られた、このファン付きウェアのデザインの勝利だと思うことにした。

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