「洋服の青山」初の空調ウェア、自腹レビュー “きちんと感”なのに涼しい、よく考えられたデザインに驚いた(4/5 ページ)
使い勝手の良しあし
今回のように移動中のみファンを動かすような使い方であれば、バッテリー残量を気にする必要はほとんどない。数日は充電せずに使える。電源ボタンを押すたびに「まだ50%残ってた」という印象だった。
バッテリーの重さは約165g、ファンはそれぞれ約95gと比較的軽量なので、体に大きな負担は感じないものの、やはりバッテリーを入れた側に重量の偏りを感じる。長時間立っている場合などは、疲れや姿勢の悪化につながりそうだ。そこで逆サイドの内ポケットにスマートフォン(171g)を入れてみたところ、バランスがとれていい感じになった。左右に大きな内ポケットがあるのはありがたい。
むしろ気になったのは、ファンの駆動音のほうだ。例えばオフィスにいて「ちょっと暑いな」と感じた時にファンを動かしたくなるが、周囲に人がいると気が引けてしまう。オフィス利用のために「弱」の下に「静」モードなどが欲しいところだ。
さらに面倒に感じたのは、当たり前だが、洗濯の際にファンやバッテリーをいちいち外さなければならないこと。使用する前には再びファンを取り付け、配線する手間も生じる。それでも2回目にはかなり手早く済ませることができたので、きっとすぐに慣れるだろう。その他の使い勝手はおおむね満足している。
今回の試用を通じて強く感じたのは、ファン付きウェアがすでに特別なものではなくなったこと。工事現場の職人さんたちをはじめ、外で働く人が多く利用していることで、誰もが見慣れた、ありふれた存在になっている。20年以上前に登場したばかりの「空調服」を試したこともあるが、当時の自分は“物珍しさ”しか感じていなかったことを思うと隔世の感がある。
そして近年の猛暑。ここ数年は夏がくるたびに仕事に使えるファン付きウェアがほしいと考えるようになっていたので、今回はかなり良い買い物ができたと思っている。
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