「アメリカ湖」を拒否したらApp Storeでランキング1位に “忘れられていた”老舗地図アプリとは?(2/2 ページ)

 またAppleについても、米Bloomberg誌のMark Gurman編集長のポストによると、Googleと同様の対応をする模様。ただし米FOXニュースなどはこの件でトランプ大統領がAppleと直接話をしたと伝えており、ネット上ではこれをAppleに対する圧力と受け取った人も多いようだ。

米Bloomberg誌のMark Gurman編集長のポスト|出典・X

 そんな状況の中、表記変更に反対を唱えたMapQuestのランキング1位は、トランプ大統領のやり方に疑問を持つ人々の支持を集めた結果といえる。ただし、大統領令により米地質調査所(USGS)の地名情報システムが変更されている以上、今後は技術的、あるいはビジネス上のトラブルも懸念される。

 例えば、他社の地図と表記が異なることによるシステム上のトラブルが考えられる。他にもネット上では連邦政府関連のビジネスからMapQuestが締め出されるリスク、政権あるいはその支持者らによって政治的な圧力を受ける可能性なども指摘されている。

 もっともMapQuestはすべて承知で反発している可能性が高い。なぜなら、メキシコ湾の時にGoogleやApple、Microsoftなど主要企業はすべて表記を変更したが、MapQuest上ではいまも「メキシコ湾」単独表記のまま。前例があった。

出典・MapQuest

 結果として、「アメリカ湖」を巡る騒ぎの中でMapQuestは新たに数十万回もダウンロードされ、認知度は大きく向上した。一度は忘れられかけた地図アプリは、このチャンスを生かせるのだろうか。

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