“純金金貨”購入→中身は銅と鉄 田中貴金属やミキモトかたる偽サイトに注意 消費者庁
消費者庁は9月3日、田中貴金属工業やミキモトをかたり、貴金属や宝飾品の偽物を販売する偽サイトについて注意喚起した。消費者安全法に基づき、偽サイトが使っていた3つのドメイン名「dccvd.com」「dcvfert.top」「mzisoe.top」を公表した。
2025年10月以降、SNSで両社をかたる広告を見て商品を購入したが偽物ではないか、という相談が各地の消費生活センターなどに数多く寄せられているという。
偽サイトは、InstagramやFacebookに正規取扱商品を販売するかのような広告を表示し、消費者を誘導する。偽サイト上では「田中貴金属メイプルリーフ金貨 24Kピュアゴールド」を1万5000円、ミキモトの真珠ネックレスを1万4800円など、大きく値引きしたかのように表示。さらに「残り11枚」「今日だけ解禁」といった文言で購入を急がせていた。
支払方法は代金引換のみ。注文すると10日前後で商品が届くが、発送元は日本国外で、受け取った消費者からは「磁石がくっついた」「玩具のように軽い」と偽物を疑う声が相次いだ。そこで消費者庁が検査機関に依頼して調べたところ、金貨の主な成分は銅7割・鉄2割で、ネックレスは真珠の模造品だった。返金を求めて配送伝票記載の連絡先に電話してもつながらないという。
消費者庁は、極端に安い価格や支払い方法が代引きのみ、不自然な日本語表記などを偽サイトを見分けるチェックポイントとして挙げ、違和感があれば公式サイトを確認するよう促した。トラブルに遭った場合も返金される場合があるとして、消費者ホットライン「188」への相談を呼び掛けている。
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