獺祭、“宇宙で作った清酒”の売上を千葉やネパールに寄付 総額1億円 西日本豪雨の支援に恩返し

 獺祭(山口県岩国市)は9月4日、製造工程の一部を宇宙で実施した日本酒「獺祭MOON」の売り上げ約1億円を、ネパールや富山県、石川県、千葉県、福井県といった豪雨・洪水の被災地に寄付すると発表した。当初は宇宙に関する研究活動に寄付する予定だったが、自然災害の続出を受け、購入者とも協議の上変更する。

 獺祭MOONはJAXAの宇宙実験施設「きぼう」で発酵させたもろみを使った日本酒。月面での日本酒醸造を目指すプロジェクトの一環として、三菱重工業や愛知県と協力の上作ったもので、4月までに100mlのボトル1本を1億1000万円で販売した。

宇宙醸造清酒(画像はニュースリリースから引用、以下同)
ISSから帰還した醸造装置(左)と完成した宇宙醸造清酒(右)

 売上はプロジェクトの発表当初から宇宙開発に寄付する予定だったが、同社が2018年に「平成30年7月豪雨」(西日本豪雨)の被害に遭った際、全国から援助を受けたことも踏まえ、被災地への支援に充てる。内訳はネパールへの寄付が5000万円、富山県・石川県が各1500万円、福井県と千葉県が1000万円。

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