スーパーコンピュータの世界Top500ランキングが11月8日、米ピッツバーグで開催のSC2004カンファレンスで発表され、IBMのBlue Gene/L beta-Systemが70.72TFLOPSで首位に立った。5期連続でトップに君臨していたNECの地球シミュレータは3位に転落した。
2位は米航空宇宙局(NASA)に導入されたSGIのColumbiaで、Linpackベンチマークの記録は51.87TFLOPS。3位の地球シミュレータは35.86TFLOPSだった。
IBMのシステムは、バルセロナ・スーパーコンピュータセンターのMareNostrumも20.53TFLOPSで4位に入っている。このほかAppleのXserveを使った“SuperMac”ことVirginia Tech Xは、12.25TFLOPSで7位に返り咲いた。
上位500機種のうち、Intelのプロセッサを搭載したシステムは半年前の287機種から、今回320機種に勢力を拡大。次いでIBM POWER(54機種)、Hewlett-Packard(HP)のPA-RISC(48機種)、AMD(31機種)の順だった。
国別では米国のシステムが1年前の247機種から267機種へと増加している。日本のシステムは30機種がランク入りした。(→関連記事)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR