台湾政府の援助を受けた研究グループが10月末までにウェアラブルでフレキシブルな電子デバイスを披露する計画だ。公式筋が6月9日、明らかにした。
台湾の工業技術研究院(ITRI)は開発中の製品に関する情報を少しだけもらした。その製品は今年後半に披露される予定である。今週台北で開催されたカンファレンスでITRIが見せた写真によれば、これは大きめの腕時計やアームバンドのように手首に巻き付けて装着することができる、長く、フレキシブルなスクリーンを持ったデバイスである。
「フレキシブルな電子機器、ディスプレイはだれもが将来の技術として研究している」とITRIのツォンミン・リー氏はFPD(flat panel display) Taiwan 2005で語った。
フレキシブルディスプレイはいつの日か紙を置き換え、折り畳める電子新聞、雑誌、本、さらには衣類や腕に装着できる「曲がる」電子機器の登場につながる、と同氏は期待する。
ITRIの開発プロジェクトでは、最終製品が完成するのは2008年以降となっている。プロトタイプは10月に展示される予定だ。
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