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松下が一眼レフ参入 「LUMIX L1」7月発売

» 2006年06月21日 16時37分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は6月21日、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラに参入し、「DMC-L1」を7月22日に発売すると発表した。750万画素センサーを搭載するボディにライカブランドのズームレンズが付属する。オープン価格で、実売予想価格は25万円前後。

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 オリンパスなどが提唱した「フォーサーズ」規格を採用し、同規格対応の交換レンズを利用できる。一眼レフながら、ファインダーに加え液晶ディスプレイで被写体を見ながら撮影できる「ライブビュー」機能を搭載した。センサーに付着するほこりなどを超音波で自動除去する「ノンダストシステム」も備えた。

 付属レンズは「ライカ D VARIO-ELMARIT」。35ミリカメラ換算で28〜100ミリズームレンズで、開放F値はF2.8〜3.5。手ブレ補正機構も搭載した。

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 ボディは一般の一眼レフと異なり、ペンタプリズムを使わないことで凸部のないスクエアなデザインとなっている。シャッタースピード、絞り値とも設定はダイヤルで行うため、ボディデザインと相まってレンジファインダー型カメラ的な使用感になっている。

 新製品は、松下とオリンパスの共同開発で誕生した。月産台数は3000台を計画している。

 レンズ交換式デジタル一眼レフ市場では、ソニーが参入第1弾となる「α100」を7月21日に発売する予定。相次ぐ家電系メーカーの参入で競争が激しくなりそうだ。

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