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rootkit問題指摘の研究者がMS入り――Winternals Software買収で

» 2006年07月19日 08時04分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは7月18日、未公開企業Winternals Softwareの買収を発表した。買収金額は公表していない。

 WinternalsはWindowsに対応した企業向けのシステム復旧/データ保護製品を提供しているほか、SysinternalsというフリーウェアツールのWebサイトを運営している。

 MicrosoftではWinternalsの製品を自社製品に統合し、Windowsプラットフォームの総保有コスト引き下げを図る。

 Winternalsは、OSの設計とアーキテクチャで知られるマーク・ルシノビッチ氏とブライス・コグズウェル氏が1996年に創設した。ルシノビッチ氏はMicrosoftプラットフォーム&サービス部門のテクニカルフェローに就任し、コグズウェル氏はWindowsコンポーネントプラットフォームチームでソフトウェアアーキテクトを務める。

 ルシノビッチ氏は、SONY BMGのrootkit問題を指摘したことでも知られる。

 Microsoftプラットフォーム&サービス部門のジム・オールチン共同副社長は発表文で「マークには以前から目を付けていた。彼とブライスのシステム復旧とデータ保護における実績を見れば、彼らがWindowsの将来バージョンにもたらしてくれる思考とスキルの深さが分かる」とコメントしている。

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