米Parallelsは9月7日、Intel Mac用の仮想化ソフト「Parallels Desktop 2.1」の最新版「Update Release Candidate」をリリースし、ホストOSをMac OS X“Leopard”のデベロッパー向けビルドで動作可能にした。ホストOSもWindows Vistaのβ版に対応させた。
Parallels Desktopの最新版であるBuild 1884では、これまで動作していなかったMac Proもサポートする。ただし、使用メモリは4Gバイトまでで、3.5Gバイトまでが現在の推奨となっている。さらなるメモリ搭載での利用は今後サポートされる予定。
Vistaの動作に関してParallelsは「年内に実装」を予定していたが、開発陣の努力により前倒しできたという。Vistaの実装は実験的なもので、いくつかのデバイス、ドライバではクラッシュする可能性があるが、クラッシュが起きるとしてもゲストOS上のものであり、ホストOSであるMac OS Xには影響ないとParallelsは説明している。同社のページでは、Vista β2を動かしたスクリーンショットを掲載している。
このほかの改善点としては、SolarisをゲストOSにしたときのサスペンド/レジューム時ハングアップの問題、Windows用ドライバ群であるParallels Toolsの改善、OpenBSD 3.8のフルサポート、仮想マシン上でG4Uハードディスククローンツールの動作などが挙げられている。
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