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ITC、QUALCOMMの特許侵害への是正措置検討へ

» 2006年12月12日 09時33分 公開
[ITmedia]

 米国際貿易委員会(ITC)は、米Broadcomが米QUALCOMMに特許を侵害されたと訴えていた件で、QUALCOMMが5件の特許クレームを侵害したとする当初の判断を支持した。

 同委員会はこれより、QUALCOMMの侵害行為に対する適切な是正措置を検討する。同社に対し、特許を侵害したQUALCOMM製チップの米国への恒久的な輸入禁止や、米国での使用・販売禁止、特許侵害チップを搭載した携帯電話の米国への輸入禁止などが命じられる可能性がある。

 ただしITCは10月の裁定で、Broadcomが侵害されたと主張していた3件の特許のうち、6,714,983号特許以外の2件については特許侵害を認めなかった。この裁定は変わらない。983号特許はQUALCOMMの携帯電話向けベースバンドプロセッサチップに関連し、残る2件の特許はEV-DOとQUALCOMM RFチップに関するものだ。

 ITCの次のステップでは、QUALCOMMとBroadcomの双方から追加のブリーフィングを受け、QUALCOMMに対する適切な是正措置を検討する。是正措置は2007年2月9日までに決定される予定だ。

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