日立製作所は8月2日、世界で初めてBlu-ray Disc(BD)に記録するビデオカメラを8月30日に発売すると発表した。8センチBDにフルハイビジョン(HD)を約1時間記録でき、そのまま保存できるのが特徴。HDDも内蔵したハイブリッド型も発売する。
実売予想価格は、HDDとBDのハイブリッド型「DZ-BD7H」が19万円前後、BDに記録する「DZ-BD70」が16万円前後。
DVDの5倍となる7.5Gバイトの容量を持つ8センチBDを記録メディアに採用。1920×1080ピクセルのフルHD画質で約1時間、1440×1080ピクセルのHD画質で約2時間の撮影が可能だ。
ハイブリッド型の「DZ-BD7H」には30GバイトのHDDも搭載。フルHDで約4時間分を記録でき、8センチBDにダビングできる。
サイズは「DZ-BD7H」が約80(幅)×87(高さ)×165(奥行き)ミリ、重さ705グラム(撮影時)。「DZ-BD70」が約77(幅)×87(高さ)×165(奥行き)ミリ、約650グラム(同)。
同社は「フルHD対応テレビの普及に伴い、ビデオカメラの高画質化ニーズも高まっている」と判断。HDビデオカメラは各社が新製品を相次いで投入しているが、従来型DVDでは容量が少なく、HDD方式は保存時にダビングの手間が必要、メモリカード方式は大容量カードの価格がネック──と指摘する。
BDに直接フルHDで記録できるBDカメラを「HD市場の本命商品」として「Wooo」ブランドで投入し、好調なDVDビデオカメラに続く商品に育てる。初年度10万台の販売が目標。
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