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Apple、「iLife」の新版リリース――.Macも拡充

» 2007年08月08日 07時37分 公開
[ITmedia]

 米Appleは8月7日、コンシューマー向けアプリケーションスイート「iLife '08」を発表、提供を開始した。写真編集ソフト「iPhoto」と動画編集ソフト「iMovie」をメジャーアップグレード、Webサービス「.Mac」との連係も強化した。

 iPhoto '08には、写真を日付ごとにまとめて自動整理する機能が加わった。同じ日付の写真を複数のイベントとして分けたり、逆に複数日にわたる写真を、1つのイベントとしてまとめるなどの変更も可能。写真は、レーティングや日付、キーワードなどで検索することができる。

 iMovie '08では、動画の編集がドラッグ&ドロップで、より直感的にできるようになったという。動画はデジタルカメラのほか、AVCHD、HDVおよびDV規格のビデオカメラからもインポート可能。動画クリップにマウスを置くと、プレビュー再生できる機能も備える。動画のiPodやiPhone、YouTubeなどでの共有は、数クリックでできるという。

 また、Webサイトへのアップロード用ソフト「iWeb '08」には、Google MapsやGoogle AdSenseなどのウィジェットが利用できる機能を追加。オーディオ編集の「GarageBand '08」には、音楽ジャンルや楽器などを選んで作曲できる「Magic GarageBand」機能が加わった。

 Appleは併せて、Macユーザー向けのWebサービス「.Mac」のアップグレードも発表した。iPhoto '08やiMovie '08から写真や動画を直接アップロードし、Web上で共有できる「Web Gallery」が追加されたほか、ストレージ容量が従来の10倍となる10Gバイトに増量された。

gallery Web Gallery

 iLife '08の米国での販売価格は79ドル、日本での販売価格は9800円。.Macの利用料金は年間99.95ドル(日本では9800円)で、ファミリーパックは179.95ドル(日本では1万8800円)となっている。

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